編集後記

2023年9月29日

塩谷 公邦
本番レースの1週間前にロードスターを借りて筑波サーキットでこっそりと練習したのですが……

 みなさま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。編集部の塩谷(しおたに)です。

 去る9月9日に毎年恒例の「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(通称:メディア4耐)」が筑波サーキットで開催されました。

 自分は18年ぶりの参戦のため、さすがに何かしら事前練習はしておかないとと思い、助っ人ドライバーのTCR加藤氏に相談したところ、「シミュレーターならうちの店にあるよ」とのことで、夜な夜なお店にお邪魔して、筑波サーキットを100周くらい走ってみたものの、「やっぱり実車で走らず本番に挑むのは、あまりにも無謀なのでは……」と心配は増すばかり。

助っ人ドライバーTCR加藤さんの店にあるシミュレーター

 そこで再度助っ人ドライバーのTCR加藤氏に「サーキットを走れるロードスターを貸してくれるショップさんや知り合いの方はいらしゃらないでしょうか?」と懇願したところ、運よくロードスターを借りられることになり、すぐに走行会にも申し込み、なんとか本番の1週間前に筑波サーキットを22分×2回ほど走れました。

 最初に2周ほど加藤氏の隣に乗ってメディア4耐での走り方のポイント(燃費走行)のレクチャーを受け、その後はひたすら練習あるのみ。この日は1分17秒~18秒台と合格タイムではないですが、18年ぶりに走れたのでよしとしました。

 そしていざ本番。メディア4耐は16時スタートの20時ゴール。自分は5人目のアンカーのため、19時10分くらいからチェッカーまでの担当。まわりのライバル勢のアンカーは、エースドライバーが乗ることも多く、ガソリンが減り軽くなった状態で1分12秒台をマークする人もちらほら。

 とにかくガス欠せずにチェッカーをもらうぞと思いコースイン。で、1周してピットからの無線は「あの~、もう少し速く走れませんか?」

 なんとタイムは1分23秒台。速いチームからしたらもはや“コース上の動くパイロン”状態に(泣)。先週の練習走行は17秒台で走れたんだから、きっと何周か走れば慣れてきてもう少しタイムがあがるはず! と思っていても、21秒台、22秒台、たまに19秒台と、ペースも安定しなければタイムもあがらず、走り方をあれこれ変えてみても結果にはつながらず、そのままレースはゴールを迎えました。

 走行はお恥ずかしい限りの内容でしたが、18年ぶりのメディア4耐はとても楽しかったです。来年までにもっと“コソ練”しておかないとなぁ。

4年ぶりに9月開催と完全復活したメディア4耐では、前夜祭も復活しました
マツダロゴ入りティラミス。ちょっとスプーンを入れにくい……
メディア4耐のスタート前。スーパー耐久仕様のロードスターが参戦車両の先導走行を実施
ドライバーは2023年6月より代表取締役社長兼CEOに就任したばかりの毛籠勝弘氏が担当