編集後記(2012年3月23日)

 財布の中身が寂しいゆーのに、クラッチトラブル。

 クラッチフルードがどこかから漏れて、クラッチのマスターシリンダーがマスターバックからとれるという……。これを機に、双方新品に交換することになりましたが、交換工賃含めてけっこう痛いことに。

 これでヨンニッパの夢が遠く、遠く離れていく……。よし、こうなったらロクヨンの新型にするか~って、そんな馬鹿な話はありません。

小林 隆


 (作業中)

田中真一郎


  昨年の12月に記事作成のために無料高速となった東北へ行きました(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20111221_500362.html)が、先週プライベートで仙台方面に行ってきました。記事で回った部分と重なる個所もあるのですが、今回は主に国道398号を使い、女川から南三陸まで足を伸ばしてみました。

 国道398号を走って思ったのは、何もかも奪い去られてしまったのだなということ。海岸沿いの道路は、街と街を峠道が結ぶというものが多いのですが、国道398号もほぼ同様の道です。違いがあるとすれば、峠道を抜けると何もない街が広がっており、また峠道になり、また何もない街が現れるという繰り返しでした。志津川駅も完全にレールがなくなっており、コンクリート製の枕木も取り外されバラストの道床が延々と続いていました。ある程度予想していたものの、すべてが予想の上を行っており、被害の大きさを改めて実感しました。

 ただ、国道398号の交通量は結構あり、トラックが走り、普通の乗用車が走り、そして観光バスが走っていました。これは無料化となっていた東北道も同様で、とにかくトラックの交通量が多い。夜の東北道はガラガラというのが自分のイメージだったのですが、日曜深夜の東名・静岡近辺くらいのトラック密度でした。

 3月31日で無料化措置は終了してしまいますが、高速道路の無料化が経済に与えるインパクトの大きさは、あれだけの社会実験をやった国交省は把握していると思います。LCCの今後の普及を考えると、高速道路の方向性はすでに出ているように思います。後は鉄道をどうするかですが、高速幹線やコミュニティ路線以外はなくなる日は、意外と近いのかもしれません。

谷川 潔