【東京モーターショー2009】 部品・用品関連やオーディオメーカーの見どころ(後編) 見て、体験できる展示が多数、発売直前の新製品も |
10月24日より一般公開される第41回東京モーターショー2009。自動車メーカー各社が軒を連ね、未来を見据えたコンセプトカーや、最新モデルを展示している。その一方で、部品、用品メーカー各社も、環境や安全に貢献する技術や部品を展示。また、アフターパーツメーカーもさまざまな新製品を展示しているので、前編に引き続きその模様をお届けする。
■曙ブレーキ工業
曙ブレーキ工業のブースには、同社がサプライヤーを務める「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」 2009年モデル(MP4-24)の1/1モデルカーを展示するほか、現在開発中のブレーキシステムを展示する。
■レイズ
F1にもホイールを供給しているレイズでは、F1で使われているマグネシウムホイールを展示したほか、ハイパワー車にも対応するスポーツホイールや、プリウス、インサイトに対応するECOホイールを展示。プリウスやインサイト用には、純正サイズと同じでとにかく軽さを追求したモデルや、純正より軽くてさらにインチアップもできるホイールなど、多数取りそろえている。
スポーツ走行にもエコ走行にも貢献する軽量ホイールを多数展示 | F1用ホイール(左)とインサイト用の軽量ホイール(右) | スポーツ向けホイールもエコホイールも多数ラインアップする |
■小糸製作所
小糸製作所では、純正採用されたヘッドランプやテールランプを多数展示。その他、大幅な軽量化を図ったヘッドランプや、従来よりも細かな配光調整が可能なランプの技術展示などが行われた。
小糸製作所のブース | トヨタで新たに採用されたLEDフォグランプ(写真左)とデイタイムランニングランプ(写真右)を1ユニットに組み込んだライト。12月よりトヨタ純正用品から発売の予定 | |
次世代ハイビーム可変ヘッドランプは、通常のハイビーム(写真中)と、先行車には眩惑させない、右側だけハイビームの配光(写真右)を実現する |
■スタンレー電気
レイブリックのブランドでおなじみのスタンレーでは、対象物との距離を測定できるカメラや液冷式のLEDを新技術として展示。また、10月24日、25日、31日、11月1日、3日には、レイブリックレースクィーンも登場すると言う。
■トヨタ紡織
自動車用純正内装パーツなどを手がけるトヨタ紡織では、着せ替え感覚でシートや内装を交換できるコンセプトカーを展示。また、軽量シートやさまざまなデザインのシートも出品する。
■豊田合成
エアバッグや樹脂製パーツ、LEDなどを手がける豊田合成では、トヨタ「iQ」のカットモデルを使って、エアバッグの作動状態や収納された状態を展示。また歩行者保護のための車外向けエアバッグ、トヨタ「LFA」に採用された中空カーボンのステアリングなどを展示。
豊田合成のブースはすべてLED照明を使用しているとのこと | 歩行者保護の新しい形として、車外に向けたエアバッグを提案 | LFAに採用されたカーボン製中空ステアリング |
■東海理化
ステアリングやシフトマチック、エアコンスイッチなど、各種インターフェースを手がける東海理化では、同社の各種製品を展示。またその手触りを確かめられるコーナーも設けていた。そのほか、愛・地球博で披露された「i-unit」に使われた片手で操作できるコントローラーや、セントレア空港で使われている「i-REAL」に採用されたコントローラーを使ってドライブゲームを楽しめるコーナーも設けられていた。
■道路交通情報通信システムセンター
道路交通情報通信システムセンターのブースでは、VICS情報を体験できるシミュレーターや、リアルタイムで幕張周辺のVICS情報を確認できるモニターなどが設置されていた。
VICSの働きをさまざまな形で体験できる道路交通情報通信システムセンターのブース | 高速道路、東京、名古屋、京都、大阪、福岡と6種類用意されたドライビングシミュレーター。VICS情報の働きを体感することができる | ガチャガチャでは花の種がもらえるほか、アタリが出るとさらにプレゼントがもらえる |
■永井電子機器
ULTRAというブランド名で、プラグコードやスピードメーターなどが有名な永井電子機器では、車速パルスが取れない車のために、CAN通信で車速パルスを作り出すCAN-BUSアダプターを参考出品していたほか、OBDカプラーからの信号で動作するタコメーターなどを展示していた。
■データシステム
R-SPECのブランド名でおなじみのデータシステムでは、すでに発売中の製品に加え、3つの新製品を展示。
(瀬戸 学)
2009年 10月 23日