【2011ジュネーブショー】 ジウジアーロ、“ピュアスポーツカー”を謳う3ドアハイブリッド「TEX」 パワートレーンはフォルクスワーゲン製を採用 |
イタルデザイン ジウジアーロは、ジュネーブショーにおいて3ドアハッチバック「TEX」を公開した。
昨年、ジウジアーロはフォルクスワーゲングループの傘下に収まったこともあり、ジュネーブショー会場ではフォルクスワーゲンブースの隣に軒を連ねた。
今回発表されたTEXは、フォルクスワーゲンによって開発されたMQB(Modularer Quer-Baukasten)と呼ばれる新型プラットフォームを採用しており、ハイブリッドシステムやガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのみならず、LPG、CNGなどといったさまざまなパワートレーンを搭載できると言う。
今回は、パワートレーンにツインドライブとよばれるフォルクスワーゲン製の1.4リッターターボエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。同社ではTEXの運動性能について「ピュアスポーツカー」と表現しており、システム全体で最大トルク400Nmを発生する。0-100km/h加速は約6秒、最高速は220m/hに達するとしているが、その一方でCO2排出量をわずか38g/kmに抑えた。また、モーター単体で約35km走行が可能。駆動方式は2WD(FF)。
エクステリアは低く抑えられた車高に張り出したフェンダー、大径タイヤ、フロントからリアにかけて切れ上がっていくプレスライン、シャープなフロントマスクなどによりスポーティな印象を受ける。また、インテリアはブラウンレザーを基調に、シートやインナードアパネルなどに効果的な赤い加飾が施されており、デザイン性の高い仕上がりをみせていた。
TEXの発売時期などは明らかになっておらず、その詳細発表を待ちたい。ちなみにTEXの名称は、イタリアの漫画に登場する強くて紳士的なヒーロー、「Tex Willer」から取ったそうだ。
http://car.watch.impress.co.jp/backno/event_repo/index_c270s1157.html
(編集部:小林 隆)
2011年 3月 7日