本記事では、東京オートサロンに展示していた、ピレリジャパン、日本グッドイヤー、ニットージャパン、クムホタイヤジャパン、ハンコックタイヤジャパンのブースを紹介していく。

■ピレリ
　ピレリは、ブース中央にフェラーリFFをタイヤ装着車として展示。なかなか見ることのできないクルマだけに、多くの注目を集めていた。肝心のタイヤの展示はというと、昨年発表したフラッグシップモデルの「P ZERO シルバー」を一般に初公開。このP ZERO シルバーは、F1用タイヤと同じ開発プロセスを用いるというもので、発売が楽しみな製品となっている。

P ZERO シルバー

　また、日本初公開となったのが、コンパクトカーやミニバン、スポーツカー向けのハイパフォーマンスタイヤ「Cinturato P1」。同社のCinturatoシリーズは、低燃費性能とパフォーマンスの両面を狙ったタイヤであり、Cinturato P1もその流れをくむものと思われる。トレッドパターンは非対称形状となっており、複雑なカーブを持つセンターブロックが目を引くものだ。

Cinturato P1		F1用タイヤのレプリカ

■グッドイヤー
　グッドイヤーは、東京オートサロンにディスコ「マハラジャ」を再現するというコンセプト。同社の2月発売製品である、走りも楽しめるツーリングエコタイヤ「イーグル LS EXE」のターゲットとなるバブル世代を意識したもので、プレスカンファレンスには元レースクイーンの岡本夏生さんが登場。

プレスカンファレンス（？）のオープニング

　プレスカンファレンスではあるものの、タイヤの話は少しだけ。岡本さんがバブル時代のノリのまましゃべり倒していた。岡本さんは、最近はコメンテーターとして活躍しており、「不安だ不安だと言っていてもしょうがない」「自分自身が変わろうと思えば、きっと世の中は変わっていく」と元気づける言葉を連発。途中、報道陣にエールを送るなど、勢いのよいしゃべりを繰り出していた。

岡本夏生さん	スカートが短すぎるため、扇子で隠しながらしゃべる
途中で報道陣にエールを送る	グッドイヤーブースのDJは、マハラジャからの出張DJ

　そんなバブル時代を意識したグッドイヤーのブースは、タイヤ装着車にフェラーリ テスタロッサ、ルーフ CTRとバブル時代に人気だったクルマを選択。他のタイヤメーカーがエコを意識した展示を行う中で、ある意味東京オートサロンらしいブースを作り上げていた。

フェラーリ テスタロッサ	ルーフ CTR
もちろんタイヤも単体展示を行っている。ブースのメイン展示となるイーグル LS EXE

■ニットー、クムホ、ハンコック
　ニットーはポルシェ カイエンなどを装着車に、ラグジュアリースポーツタイヤである「INVO」を展示。クムホは、この秋に発売する「ECSTA V720」を展示していた。

　ハンコックは、SUPER GT300に参戦するポルシェを持ち込み、スポーツイメージを強調。その一方でコンセプトタイヤや、技術展示を行うなど、GT300の好成績を活かした展示を行っていた。

ニットーブースは、INVOを装着したカイエンなどをメイン展示
シンプルなデザインのクムホブース	秋に発売するECSTA V720

ハンコックは、GT300車両を持ち込み、コンセプトタイヤや技術展示を行っていた