【2012ジュネーブショー】 三菱自動車は3代目となる新型「アウトランダー」をワールドプレミア デュアルモーターのプラグインハイブリッド4WDも今年中にデビュー |
2001年の登場以来、全世界で95万台をセールスしたミッドクラスのSUV「アウトランダー」。今回のジュネーブモーターショーでは、3代目となる新型が初公開された。
4655×1800×1680mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2670mmと現行モデルとほぼ変わらないサイズだが、フロントとリアまわりのデザインは直線を基調としたものに変わり、より有機的な表情になっている。インテリアは、上質感を生み出すためにプレミアムな材質を多用した。ソフトタッチなドアパネルやシルバーの加飾、木目調をアクセントとして使った光沢のあるインパネなどがそれにあたり、解像度が高く視認性を高めたメーターやディスプレイも新たに採用している。
用意されるパワートレーンは、2.0リッターのガソリンエンジンと2.2リッターのディーゼルエンジン。ガソリンエンジンは最高出力150PS、最大トルク195Nmのスペックを持つ。一方、ディーゼルエンジンの最高出力は150PSで、MTモデルは380Nm、ATモデルは360Nmと仕様によって最大トルクが異なる。ガソリンエンジンに組み合わせるトランスミッションは5速MTまたはCVT。ディーゼルは6速MTまたは6速ATとなっている。
また、車両の公開はなかったものの、この新型アウトランダーベースのプラグインハイブリッドを今年中に市場投入すると発表した。駆動方式はフロントとリアにモーターを置いた4WDで、ガソリンエンジンが発電と動力サポートを行う。走行モードは、EVのみで走行する「ピュア」、前後のモーターとエンジンが発電を行う「シリーズ」、モーターとエンジンが駆動する「パラレル」。逐電された電力だけで走るEVモードの航続可能距離は約50kmとしている。
新型アウトランダー。ボディーサイズは4655×1800×1680mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2670mmと現行モデルとほぼ変わらないサイズ。3列目を折りたたむとフラットなラゲッジルームとなる |
i-MiEVのバッテリーを蓄電池として家電に使用するスマートハウスの「MiEV HOUSE」も展示していた | 欧州モデルのコルト。国内のモデルとはフロントデザインが異なる |
http://car.watch.impress.co.jp/backno/event_repo/index_c270s1407.html
(真鍋裕行)
2012年 3月 12日