東京オートサロン2013
ルノーやGMなどインポートメーカーもブースを出展
普段はなかなか見られないカスタム輸入車が多数展示
(2013/1/11 23:59)
オートサロンには国内メーカーだけでなく、海外メーカーもブースを出展している。常連となるルノー、そして昨年から出展しているGMだ。
ルノー
同社の国内ラインアップの中でも、走りに特化したチューニングモデルや、ドレスアップモデルなどを展示しているルノーだが、今までと少し展示傾向を変え、チューニングパーツを装着したモデルを展示している。
展示されたのは「メガーヌ R.S.(ルノースポール)」と「トゥインゴ ゴルディーニ R.S.」の2台。いずれも純正扱いとなるフジツボ製のマフラーに交換しているほか、メガーヌは参考出品のホイールを装着する。さらに、今回の展示に合わせて制作された社名ロゴのデカールや、ルームミラーのボディー同色塗装などによって、市販モデルとは一味違った雰囲気を出している。
これらのパーツは、本国ではアフターパーツの規制が厳しく、ほとんどラインアップされないため、あえて日本で企画しているとのことだ。日本発のパーツが好評ならば、本国のR.S.のパーツのラインアップに採用される“逆輸入”のようなこともあると言う。
また、今回はブースの展示も遊び心を出し、メガーヌ、トゥインゴの両車はオートサロンらしく、アンダーフロアライトを装着したように展示したり、さらにブースの光源もさまざまな色で車両を照らすライトを用意したりと、今までとは違った演出をしている。
ブースでは車両のほか、ゴルディーニデザインのジャケットやバッグ、シューズなども展示。オリジナルグッズの紹介にも力を入れている。またルノー車のキーを持参したオーナーには、ステッカーをプレゼントしている。
GM
アフターパーツによって、大きく印象を変えられることを証明するかのようにブースに展示された「シボレー ソニック」「シボレー キャプティバ」「シボレー カマロ」には、多数のパーツが取り付けられている。
シボレー ソニックはストリート アイコンパッケージを装着、クロームのメッシュのフロントグリルをはじめ、ヘッドライトの周囲にはめるリング、カーボンエアロパーツ、車高調整スポーツサスペンション、カスタムペイントされたホイールなどを装着し、ストリートを遊び尽くすジェネレーションに相応しい、遊び心の効いた粋なクルマに仕上げられている。
また、キャプティバは、カスタムモデル“シボレー キャプティバ フリーダム ライダー”を展示、外装のペイントやデカール、カスタムペイントされたホイールに、キャリアと自転車を装着するという、アウトドアの遊びに活躍する1台となっている。
カマロは期間限定の特別仕様車“シボレー カマロ Giovanna Edition”を展示。今回のオートサロンで発表されたものとなる。カリフォルニア生まれのラグジュアリーホイール「Giovanna(ジオバンナ)」の20インチを装着、ボディーストライプやロゴ入りフューエルドア、ドアシルプレートなどを装着したバージョンとなる。3月末まで受注可能だ。
なお、GMブースではサプライズの時間を設けており、ブースで何かが起こる仕組みになっている。GMブースでクルマを見ていた“お客”が突然激しくダンスをはじめるなど、クルマ以外にも驚きをもたらしてくれる楽しいブースになっている。
FAB DESIGN
スイスのカスタムメーカーFAB DESIGNは本格展開を開始したばかり。オートサロンに強烈な個性のカスタムカーを持ち込んだ。しかも、招待客以外は入場不可。入り口には屈強な男性スタッフが立っているというブースだ。
とは言え、ブース内に立ち入らなくても強烈の個性のクルマたちを眺めることは可能だ。同社が得意とするメルセデス・ベンツだけでなく、マクラーレン、ポルシェのカスタムカーも展示された。
FAB DESIGNのクルマは、オーダーした人の好みで作られるワンオフが多く、価格は個々で違うが、およそベース車両プラス1000万円~1500万円ほどとのことだ。