東京モーターショーでは次世代のクルマとそれを取り巻く最新技術を使ったインフラなどを紹介する「SMART MOBILITY CITY 2013」(以下、SMC)が開催されている。SMCでは各自動車メーカーなどによる実車展示のほか、超小型モビリティに実際に試乗できるスペースなども用意されている。ここではSMCでの展示を中心に、ほかのブースから目に付いたものをいくつかピックアップしてリポートしていく。
ホンダは発表されたばかりの超小型EV「MC-β」を展示 屋外では「マイクロコミューター プロトタイプ」を使った追随走行を公開した。前方車両のナンバーを認識して自動的に追跡する SMCのトヨタブースではi-ROADなどの実車を展示 トヨタの次世代テレマティクス「エージェント」のデモ。対話型のエージェントで、目的地を運転者がセットするのではなく、運転者の普段の行動からエージェントが目的地などを推定してアシストする TERRA MOTORSの電動3輪車両。フィリピンの国家プロジェクトで採用予定という TUM CREATEはEVタクシー「EVA」を参考展示 HIRIKO.JPが展示したEVコンセプトカーのモックアップ。機動戦士ガンダムのデザインでお馴染みの大河原邦夫氏によるもの 水素供給・利用技術研究組合「HySUT」のブースに展示されたエクストレイルベースの燃料電池車カットモデル 日本大学工学部が展示した「安全安心パーソナルモビリティ」。高齢者を対象としたものでシートにもたれ掛かって運転する ジードが展示した「ZieD α1」。ハンディキャップのある方を前席に乗せて一緒に移動する イケヤフォーミュラが展示した「IF-02RDS」。世界初のシームレストランスミッションを搭載 次世代自動車振興センターは電動レーシングカー「Spark-Renault SRT_01E」を展示 カー用品関連
カー用品は、カーメイトが多数の新機軸の参考出品を行ったほか、データシステムも新製品として「トランクオープナー」を展示した。
カーメイトが参考出品した「ロボトレイ」。加速度センサーで車体の加減速を検出してコップの中身がこぼれないようバランス制御する 参考出品の「ロボホルダー」。トレイにスマートフォンを置くと自動的にトレイのサイズがスマホにフィットして充電コネクタに接続される。上下左右に画面の向きを変えることもできる ワイヤレスカメラを使った「αBabyCam」。チャイルドシートに乗せた赤ちゃんの状態をカメラで認識してスマホのモニターに表示するシステム。睡眠時や笑顔などの表情を読み取って色で分かりやすく表示する。参考出品 こちらも参考出品の「フレグランスジェット」。スマホアプリの「αSafetyCam」と連動して信号や道路標識を認識し、それぞれにあらかじめ設定した「香り」を出すことでドライバーに注意を喚起するシステム。慶應義塾大学 岡田謙一教授との共同研究によるもの 11月下旬より発売予定の「DriveMate +NAVI」。既存の「DriveMate SafetyCam」や、「DriveMate Rec」などと統合してARナビとしたもの。スマホのカメラの映像にナビのマーカーをオーバーレイして表示できる。価格は1000円/年だが12月末日までにダウンロードすると1年目は半額の500円で利用できる データシステムの「トランクオープナー」。12月発売予定で価格は未定。車体下部に静電容量式のセンサーを取り付け、トランクを開ける際に足でセンサーをタッチすることでロックを解除できるようになる