東京オートサロン2014
さらに強く、もっと軽く、スポーツホイールの進化が止まらない!
オートサロンで展示されていた2014年新作ホイールを紹介
(2014/1/11 08:03)
- 2014年1月10日~12日開催
- 幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール
オートサロン会場における各自動車メーカーが手がけたカスタムカーや、ショップなどが製作したチューニングカーについてはすでにお伝えしている通りだが、ここではクルマのカスタムに欠かせないホイールの新作モデルを紹介していきたい。
レイズ
●ボルクレーシングTE37ウルトラ
レイズの定番ホイールと言えばボルクレーシングTE37だが、進化を続けてきたホイールがさらにグレードアップした。それが「ボルクレーシングTE37ウルトラ」だ。意識したのは自社で開発したNISSAN GT-R(R35)純正ホイール。この傑作ホイールの性能を超えることがTE37ウルトラの使命だった。
見た目は従来のTE37と変わらないように見えるが、これはまったくの新設計。最新の解析技術によってホイールに掛かる負担をしっかり把握。それを基に軽量化できるところはドンドン追い込む。写真では見えていないが、スポークの裏面には従来のTE37にはない軽量化のための削り込みがあったりする。
また、デザイン面はスポークの「VOLK RACING」とリムの「RAYS ENG」「MADE IN JAPAN」の文字が切削仕様になっており、シャープなイメージも増した。サイズは順次拡大するとしている。
●ボルクレーシングZE40
まったく新しいデザインで登場したのが「ボルクレーシングZE40」。この形状は最新のハイグリップタイヤ&高性能なシャシーによる強大なグリップを受け止めるべく新設計したもの。それだけにこの先10年はこのZE40を超えるホイールは現れない、と謳うほどの自信作。スポークは5穴に対して強度的に優れる10本スポークだが、見てのとおりスポークは軽量化を意識して、細くてシャープ。これで言うほどの剛性は出るのか? と思うかもしれないが、よく見るとスポークにはリブがあり、これで強度を保っている。
このリブの入れ方も凝っていて、この形状を作るにはフェイスの表と裏の両方から成型する必要があるので、通常のホイールより製作時の作業工程が多い。しかし、そうした部分にこだわったからこそZE40の形状が作り出せたというわけだ。
●57FXX PRO
スポーツカー向けながら、流行りのスタンス系にもマッチするファッション性を持たせたホイールが「57FXX PRO」。かなり凝った構造を持つホイールで、工法は鋳造の2ピース。リムとディスクの接合部を追い込むことでディープリム形状を実現している。ディスク面はもちろんコンケーブ。スポーク形状はリムに掛かるデザインを採用しているので、スポークが長くホイール径を大きく見せる効果もある。
さらにこのスポーク、リムと被さる部分のデザインも非常に凝っている。57FXX PROにはセンターキャップが標準で付属するが、これもレッドとシルバーの好みのほうから選べるようになっている。
株式会社レイズ
http://www.rayswheels.co.jp
BBSジャパン
BBSといえば、このデザインを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。1980年代に大流行したスーパーRSである。復刻され19インチのみラインアップしていたが、今回は20インチを参考出品。これだけ大きいと余計きれいに見えるデザインだ。
BBSジャパン株式会社
http://www.bbs-japan.co.jp/
横浜ゴム
スポーティホイールに多いツイン5本スポークデザインだが、さすがデザインのよさに定評のあるヨコハマホイールだけに、何にも似ていない独自の形状を生み出してきた。「AVS モデルF50」の製法は金型鍛造。この方式もデザイン画に描かれたデザインの実現性を高めるために採用した鍛造法だ。
横浜ゴム株式会社(ヨコハマホイール)
http://www.yokohamawheel.jp
エンケイ
2014年春に発売予定の「PF07」。エンケイは独自開発のMAT製法を用いて、鋳造ホイールながら鍛造ホイールのような高剛性を実現している。リムもスポークも剛性が高いので、常にタイヤを正確に路面に当てられる。フェイスは迫力のコンケーブデザインを採用。
エンケイ株式会社
http://www.enkei.co.jp
ワーク
ディープリムの9本スポークという、ほかにはない形状を持つワークの新作がこちら。かなりカッコいいホイールながら、鋳造1ピースなので価格も控えめになるはずだ。カラーバリエーションも4色。サイズも走り系に多い17インチからあるのがうれしいところ。
株式会社ワーク
http://www.work-wheels.co.jp
ウェッズ
人気ホイールの「SA-15R」をベースに改良をしたのが「SA-10R」。大きな変更点はスポークを10本にしたこと。5穴ホイールにとっては10本スポークは剛性のバランスがよい。SA-10Rは鋳造だが、ローラーアームによって密度を高めながら引き延ばすAMF製法を用いているので軽くて強いホイールだ。
株式会社ウェッズ
http://www.weds.co.jp
TWS
フル鍛造の2ピースホイール。エレガントなデザインだが鍛造なので軽量な部類。スポーティなクルマとあわせても問題はない。リム形状はステップリムかビッグキャリパー対応のリバースリムにするか、注文時に選択が可能。108Mは22インチまであるのでGT-RやZにもいい。
株式会社TAN-EI-SYA WHEEL SUPPLY
http://www.tws-forged.com