東京オートサロン 2016
日産、高級感のあるマーチ、ノート、ジューク「ロリータ レンピカ」コラボモデルなど多数出展
ブース中央に展示されるセレナ、エクストレイルのNISMOモデルにも注目
(2016/1/15 18:18)
- 2016年1月15日~17日開催
1月15日に幕張メッセで開幕された「東京オートサロン2016」に、日産自動車はNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)とともに多数のコンプリートカー、コンセプトモデルなどを展示した。
ブースのステージに展示されたのはGT-R、セレナ、ノート、エクストレイルのNISMOコンプリートモデル。昨年同様、NISMOを日産のパフォーマンス・ブランドに位置づけることで、モータースポーツファンに加えてより幅広いユーザーに日産の魅力を伝えていく方向性は変わっていない。ニュルブルクリンク北コースで量産車最速ラップとなる7分8秒679をマークした仕様に進化させる「N Attack Package A kit」を装着したGT-R NISMOは、やはり今年も注目されていた。
また、ステージ上にはフランスのファッション・ブランド「ロリータ・レンピカ」のディテールや素材を取り込んだカスタマイズカーを展示するほか、エンジン、足まわり、ボディとトータルチューンを施した「エルグランド Rider HIGH PERFORMANCE SPEC Black Line」など、特別に用意された専用パーツを装着した車両も出展され、見どころ満載の展示内容となっている。
NISMOから販売可能な4車種のカスタマイズカーを出展
NISMOが誕生して30年以上が経ち、日産のモータースポーツ部門としての認知度は高いが、そのノウハウや技術を市販車にもフィードバックしていることをご存知だろうか。出展されている「NISMOパフォーマンスパッケージ」は、高い空力性能と迫力あるスタイリングを両立したエクステリアデザインと、ハンドリング性能などが高次元でバランスされたスポーツパッケージであり、購入可能なモデルになっている。
ロリータ・レンピカのディテールや素材を取り込んだカスタマイズカー
ロリータ・レンピカは、1984年に設立されたフランスのファッション・ブランド。フランスで長年マーチ(現地名:マイクラ)のコラボレーショングレードとして人気を博している「マイクラ Lolita Lempicka」のディテールや素材を、ノートやマーチ、ジュークに取り込んだ。
エクステリアにブラックレザー調ルーフラッピング、インテリアにボタン引きのブラックレザーシート(3モデルそれぞれ別デザイン)を採用し、コンパクトカーながら高級感あふれるクルマになっている。
「質」を高め、ユーザーの満足度を上げるコンセプトモデル
エクステリアやインテリアに日産らしさを持たせたコンセプトモデルや、エンジンや足まわり、ボディへのトータルチューンを施したモデルも展示されていた。
「エルグランド Rider HIGH PERFORMANCE SPEC Black Line」は、圧倒的な存在感を誇るエクステリアと上質感あふれるインテリアに加え、エンジンや足まわりなどにチューニングを施したキング・オブ・ミニバン。クローム部のブラックアウトなどにより、さらなるカスタマイズの可能性を提案している。
専用チューニングコンピューターの採用により、最高出力は206kW(280.1PS)/6400rpm、最大トルクは334Nm(34.1kgm)/4400rpmを発揮。専用エキゾーストシステム(フロントチューブ、メインマフラー)、専用フロントバンパー、フロントグリル(特別装備)、バンパーグリル(特別装備)、フォグランプ用LEDバルブ(オーテック扱いディーラーオプション)、専用シート地(ブラックレザーシート)、専用ドアトリム/フィニッシャー、専用チューンドサスペンション、19インチアルミロードホイール(特別装備)、ミシュラン プライマシー 3ST(245/45 R19)、専用フロントクロスステー、センタークロスバー、リアクロスステー、ヤマハ パフォーマンスダンパーを装備する。
「リーフ aero style」は、電気自動車(EV)「リーフ」の内外装をスタイリッシュにドレスアップ。専用VCMで走りの爽快感もアップし、NISMO製スポーツサスペンションなどを組み合わせることで、よりスポーティなEVとしての存在感を訴求していた。
専用フロントエアロフォルム、専用LEDバンパーイルミネーション、サイドシルプロテクター、リアアンダープロテクター、ボディデカール(特別装備)、モダンホワイトレザーシート、NISMOスポーツサスペンションキット(特別装備)、18インチアルミロードホイールなどを装備。
「シルフィ― S Touring」は、シルフィのボディラインとスタイリッシュなエアロパーツによってスポーティで品格のあるスタイルを実現。ブラックのインテリアと専用シートなどを盛り込み、大人のスポーティテイストを演出している。
専用のフロントグリル、フロントエアロバンパー(フォグランプフィニッシャー付)、サイドシルプロテクター、リアスポイラー、リアエアロバンパー、エンブレム、レカロシート(特別装備)、ブラックインテリア、ローダウンサスペンション、18インチアルミロードホイールを装備する。
「エクストレイル Mode Premier」では、タフギアのDNAを活かしながら洗練されたエクステリアデザインと上質なインテリアが与えられた。クローム部のブラックアウトやインチアップホイールなどにより、さらなるカスタマイズの可能性を提案。
デュアルエキゾーストマフラー、フロントグリル(特別装備)、フロントバンパーフィニッシャー(特別装備)、専用フロントバンパー、専用LEDデイタイムランニングライト、ストーンホワイト/ブラック本革コンビシート、メーターアルミ調フィニッシャー、カーペットインテリア(フロア/ラゲッジ/ラゲッジボード)、専用フロアカーペット/ラゲッジカーペット(オーテック扱いディーラーオプション)、19インチアルミホイールを装備。
「デイズ Bolero」は、デイズをエレガントで愛着のわくスタイルにアレンジ。おしゃれな雰囲気のレザー調シートなども上手くマッチしている。
専用のフロントグリル、フロントバンパー(バンパーロアモール[光輝モール]付)、フロントバンパーアッパーモール(オーテック扱いディーラーオプション)、レザー調シート地、15インチアルミホイールなどを装備した。
「デイズ Rider」は、迫力の存在感で人気を博している既存のデイズ ライダーをさらにスタイリッシュにバージョンアップ。インチアップとローダウンにより、さらなるカスタマイズの可能性を提案していた。
専用フロントバンパー、フロントグリル(特別装備)、専用LEDバンパーイルミネーション、専用エンブレム(Rider/AUTECH)、専用シート地(格子柄)、本革巻きステアリング、専用ドアトリムクロス、16インチアルミホイールを装備。
そして会場内で注目されていたのは「MOTUL AUTECH GT-R」(2015年仕様)。2014年仕様をベースにターボの燃焼効率を上げて出力向上を図るとともに信頼性も高め、空力パーツもリファインしてダウンフォースを増やしていた。シャシーの軽量化と運動性能の向上を図り、2014年のチャンピオンコンビである松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手が第2戦の富士、第7戦のオートポリスで優勝を飾った車両である。