インドネシア国際モーターショー2014

ホンダ、「HR-V」(日本名:ヴェゼル)のプロトタイプを公開、カスタムモデルも

「WELCOME TO THE NEXT EXCITEMENT!」をテーマに33台のモデルを展示

2014年9月18日~28日(現地時間)開催

インドネシア ジャカルタ

Jakarta International Expo

 現在開幕中の第22回インドネシア国際モーターショー(The 22nd Indonesia International Motor Show)で、本田技研工業は新型「HR-V」のプロトタイプモデルを公開した。

 今回公開された新型HR-Vは、日本では「ヴェゼル」として販売されているモデルで、ホンダブースのもっとも目立つ場所に4台の新型HR-Vが展示された。プロトタイプ扱いになるものの、会場では来場者からの受注を受け付けており、価格は1.5リッターモデルが2億4000万~2億8000万インドネシアルピア(約240万円~280万円)、日本では展開されていない1.8リッターモデルが3億5000万インドネシアルピア(約350万円)となっていた。

 また、会場には「東京オートサロン2014」のホンダブースで発表された、深い艶と滑らかさを追求したメタリックシルバーに塗装された「VEZEL Modulo Concept」、オンロード走行性能をターゲットに大胆なオーバーフェンダーを追加して全幅を拡大した無限(M-TEC)の「MUGEN VEZEL CONCEPT」と同様のコンセプトを持つ2台のカスタムモデルを展示。来場者の多くがこれらのモデルに注目していたようだ。

新型HR-Vは1.5リッターモデルと1.8リッターモデルを展開
HR-V Modulo Concept
HR-V MUGEN Concept

 インドネシアモーターショーでのホンダブースのテーマは「WELCOME TO THE NEXT EXCITEMENT!(次の興奮へようこそ!)」。「NSX CONCEPT」をはじめ「シビック」「ブリオ」のモデューロエディション、「CR-Z」の無限エディションなど合計33台のモデルを展示し、最先端技術、安全性能、環境技術をアピールするとともに、一部の展示車両の販売も行っていた。

次世代V型6気筒 VTEC直噴エンジンをミッドシップレイアウトする「NSX CONCEPT」をインドネシアモーターショーでも公開。エンジンと高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせ、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動する電動式の4輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD」を搭載する
グローバルコンパクトセダン「City(シティ)」。シティは1996年にインドネシア市場へ導入され、現在までに約6万4000台を販売。展示車両が搭載する直列4気筒1.5リッターSOHC i-VTECガソリンエンジンは最高出力120PS/6600rpm、最大トルク14.8kgm/4600rpmを発生
「BRIO(ブリオ)」は2012年にインドネシアへ投入された、性能と価格のバランスに優れるアジア市場向けのエントリーカー。搭載する直列4気筒SOHC 1.2リッターエンジンは最高出力88PSを発生
こちらのブリオはモデューロエディションとしてフロント/サイド/リアアンダースポイラーを装着。現地では1億5680万インドネシアルピア(約156万8000円)で販売されていた
無限仕様の「CR-Z」。フロント/サイド/リアアンダースポイラー、フロントグリル、ウイングスポイラー、スポーツサイレンサーなどのパーツが付けられ、こちらは5億5000万インドネシアルピア(約550万円)というプライスで現地販売
「シビック」モデューロエディション。フロント/サイド/リアアンダースポイラー、リアスポイラーなどを装着し、価格は4億10万インドネシアルピア(約400万1000円)
「JAZZ」(日本名:フィット)の無限仕様。こちらの販売は行われていなかったようだ

編集部:小林 隆