CES 2018

【CES 2018】AIや自動運転の先端技術が多数登場。トヨタ、日産、ホンダが揃って出展する「CES 2018」、間もなく開幕

ルネサス、ヴァレオ、日立などが自動運転車をデモ

「CES 2018」開幕へ向けて設営の進むLas Vegas Convention Center

 世界最先端の技術見本市となる「CES」(Consumer Technology Association[CTA:全米民生技術協会]運営)が米国ネバダ州ラスベガスのLas Vegas Convention Center(以下、LVCC)を中心に間もなく開幕する。会期は1月9日~12日(現地時間)となっているが、1月7日にはプレイベントとなるCES Unveiled Las Vegasなどが行なわれ、報道向けのイベントがスタートする。

 CESは、かつては正式名称をConsumer Electronics Showとして開催され、世界最大の家電見本市として知られていたが、近年はAI(Artificial Intelligence)や自動運転、IoT(Internet of Things、もののインターネット)関連の展示が多くなり、運営するCTAは、略称のCESを正式名称に格上げ(?)した。

 Car Watchでも、2009年のCESから報道(関連記事:Ford Motor基調講演リポート/SYNCで実現するFordの近未来自動車の姿)。Car Watchは2008年9月創刊のため、創刊直後からCESに注目してきたことになる。

 当時はIVI(In-Vehicle Infotainmen)に着目していたが、テスラモーターズの先進的なEV(電気自動車)や、アウディの自動運転実験車などが展示されるようになり、CESの風景も様変わり。かつては、車載用の大型スピーカーやカーオーディオが展示され、ズンドコ低音が鳴り響いていたノースホールに多くの自動車メーカーやサプライヤーが展示する時代となった。

 2018年のCESでは、日本からトヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業がノースホールにブースを構える。また、サプライヤーとして、デンソー、アイシン精機なども展示を行なう。

 もちろん世界的なイベントなので、メルセデス・ベンツ、BMW、フォードなども出展。ボッシュ、ヴァレオ、ZFといったメガサプライヤーも同様だ。

LVCCへはモノレールで行くのが便利。モノレール駅を降りた場所には、BMWがブースを構える
各所で巨大な広告が
こちらは地図メーカーのHereのブースなど

 そのほか近年増えているのが、実際に自動運転車のデモ走行を行なうこと。ノースホール西側にある駐車場がその会場となっており、ルネサス エレクトロニクス、ヴァレオ、日立オートモティブシステムズなどが、その準備を行なっていた。

自動運転車の舞台となる、西側の駐車場エリア。左側はシェアライドのUberやLyftの発着場となっている
ルネサス エレクトロニクスのブース
こちらはヴァレオの各種自動運転車
日立オートモティブシステムズのブースも設営中
巨大なLiDARを搭載した実験車がテスト走行を行なっていた

 Car WatchではこのCESを随時報道。また、PC Watch、AV Watchなどもそれぞれの分野の記事を報道していく。Impress Watchとして、それらの記事を一括して見られるよう特集ページ「イベント特集 CES 2018」も用意したので、最新の技術が公開されるCES 2018に注目いただきたい。

サウスホールは、自動車関連の展示が少ない
サウスホール横のフードコート。明るくきれいで電源装備のテーブルもある
ピザやハンバーガーなどのお店が並ぶ
チーズハンバーガーを購入してみたが、味は……。お腹が空いている人向け

編集部:谷川 潔