イベントレポート

【パリモーターショー 2018】独BMW、2019年3月にローンチされる新型「3シリーズ セダン」をワールドプレミア

スマホでエンジン始動可能な「BMWデジタルキー」採用

2018年10月2日~3日(現地時間)プレスデー

2018年10月4日~10日(現地時間)一般公開日

2019年3月9日にローンチ予定の新型「3シリーズ セダン」をパリモーターショー 2018でワールドプレミア

 独BMWは、フランス パリのポルト・ド・ヴェルサイユで開催する「パリモーターショー(MONDIAL PARIS MOTOR SHOW)」(プレスデー:10月2日~3日、一般公開日:10月4日~10日。いずれも現地時間)で、新型「3シリーズ セダン」を世界初公開した。ローンチは2019年3月9日の予定。

 パワートレーンは、4気筒のガソリンエンジンと、4気筒のディーゼルエンジン、6気筒のディーゼルエンジンが110kW/150HP~195kW/265HPの間の出力レンジで6種類用意される。ローンチ時点のモデルラインアップは「320i」「318d」「320d」「330i」「320X Drive」「330d」で、これに加えて、年内にはM Performanceモデルとプラグインハイブリッドモデルが追加される。

新型3シリーズ セダンのエンジン
新型3シリーズ セダン

 エクステリアデザインでは新しいデザイン言語が使用され、すっきりとしたラインと張り詰めた面で、モダンな美しさやスポーティさなどを示している。ボディサイズは、全長が85mm、全幅が16mm、全高が1mmそれぞれ拡大されるとともに、ホイールベースも41mm伸長。空力性能を最適化して、Cd値は先代モデルの0.26から0.23に減少した。

 また、インストルメントクラスターのディスプレイサイズが2.7インチから5.7インチに、コントロールディスプレイのサイズが6.5インチから8.8インチにそれぞれ拡大。ヘッドアップディスプレイも従来に比べ70%広くなった。

 装備面ではLEDヘッドライトとティンテッドカラーのリアLEDランプが標準装備となり、「BMWレーザー・ライト」とLEDフォグランプをオプション設定。インテリアでは、2口のUSBポートとBluetooth接続が標準装備され、オプションでスマートフォンのワイヤレス充電機能が追加できる。

 コネクテッド機能も強化され、「BMWデジタルキー」ではスマートフォンでエンジンを始動可能なほか、ドアノブにスマホをかざす写真も紹介されている。

新型3シリーズ セダンのハイライト
プラグインハイブリッドモデルは2019年内のローンチ
スマートフォンをドアにかざす写真も紹介

編集部:谷川 潔

Photo:Satoshi NOMA/IMC