ブリヂストン、再生タイヤのトレーニング施設を開設 再生タイヤソリューションのショーケース機能も |
ブリヂストンは2月10日、再生タイヤ「リトレッドタイヤ」の製造トレーニング施設「リトレッドタイヤ ラーニングセンター」を、東京都小平市の同社東京工場 技術センター敷地内に開設した。
リトレッドタイヤは、中古の台タイヤに新しいトレッドゴムを貼り付けるタイヤ再生技術。比較的小規模な施設で、他品種少量生産が可能としている。
ブリヂストンは2007年に米国のリトレッドタイヤ業者であるバンダグを買収。2008年12月に愛知に製造拠点「バンダグ・リトレッドファクトリー」を開設し、事業を開始した。ファクトリーではタイヤ再生だけでなく、再生タイヤの品質を上げるため、顧客の新品タイヤ購入からメンテナンス、再生までの管理を請け負うソリューション「エコバリューパック」を提供する。
展示ルーム |
ラーニングセンターでは、リトレッドファクトリーのスタッフの教育・訓練、販売会社、販売店の研修を行うほか、顧客にエコバリューパックを理解してもらうためのショーケースとしても機能する。面積約1080m2の施設には、トレーニングルームのほかに展示ルーム、レセプションルームを設け、3名のトレーナーのほか、2名の案内係を置く。
同社はリトレッドファクトリーを2013年までに全国に20拠点程度、今年度中に10拠点程度開設する予定。
(編集部:田中 真一郎)
2009年 2月 10日