日産、「かながわ電気自動車（EV）フェスタ2009」に電気自動車を出展 出展車両の一般ユーザー試乗は初

電気自動車実験車両

2009年3月14日～15日
入場無料

　日産自動車は、3月14日、15日に横浜赤レンガ倉庫広場（神奈川県横浜市中区）にて開催される「かながわ電気自動車（EV）フェスタ2009」に電気自動車の実験車両を出展し、一般来場者に向けた同乗体験を行うことを発表した。

　日産は、2010年度に北米および日本に電気自動車を投入、2012年にはグローバルに量産することを予定しており、今回出展する実験車両は、電気自動車の各種性能を確認することを目的として試作したモデル。一般のユーザーが試乗するのは、このイベントが初となる。

　この実験車両は、80kWの新開発モーターとインバーターシステムを搭載した前輪駆動（FF）車両で、高いレスポンスと力強い加速を実現している。また、バッテリーは高性能のラミネート型リチウムイオンバッテリーを採用し、床下に配することで、居住空間を犠牲にすることなく確保していると言う。

　今回出展する実験車両は、同社の先代「キューブ」をベースに作られたモデルだが、2010年度に同社が発売を予定している電気自動車は、既存の車体を流用したものではなく、デザイン、設計とも専用に開発した新型車両になると言う。

　なお、「かながわ電気自動車（EV）フェスタ2009」は、かながわ電気自動車普及推進協議会が主催するイベントで、3月14日、15の2日間、横浜赤レンガ倉庫広場で行われる。入場は無料で、同車両に加え、三菱自動車工業の電気自動車「i MiEV」や、スバル（富士重工業）の電気自動車「プラグイン ステラ コンセプト」の同乗体験が行われるほか、三菱「i MiEV ミニパトカー仕様」や、スバル「R1e」、「プラグイン ステラ 集配業務仕様」の展示などが行われる。

同乗体験が行われる三菱「i MiEV」（写真左）とスバル「プラグイン ステラ コンセプト」（写真右）
展示コーナーに置かれる三菱「i MiEV ミニパトカー仕様」（写真左）とスバル「R1e」（写真右）