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独BMW、MINIブランドの未来を示した「MINIビジョン・ネクスト100」

“すべてのMINIが私のMINIになる”コンセプトカー

2016年6月16日(現地時間) 発表

MINIブランドの未来を示したコンセプトカー「MINIビジョン・ネクスト100」

 独BMWは6月16日(現地時間)、MINIブランドの未来を示したコンセプトカー「MINIビジョン・ネクスト100」を公開した。

MEET THE MINI VISION NEXT 100.

 MINIビジョン・ネクスト100の中核にある思想は、パーソナル・モビリティにおいて地球の資源を大切に使っていくとし、「すべてのMINIが、私のMINI」をキャッチフレーズに掲げカーシェアリングに対する考え方を表した。

 未来のモビリティに対してMINIは、個人のニーズに合ったMINIがいつでもどこからでも呼び出せるようになる“24時間365日無休のサービス”を提供。公開されたコンセプトカーを説明する「デジタルマイカー」「クーパーライザー」「アーバン・ゴーカート」というキーワードを用意した。

 デジタルマイカーは、“すべてのMINIが私のMINIになる”を実現するために、ルーフの色や室内照明の雰囲気までも変えられ、色やグラフィクス、コンテンツについてドライバーに対応して予測を行ない、1人ひとりに応じて室内環境や室内情報一式の設定を変更する。

ドライバーの気分に合わせて外板パネルをカスタマイズできるという

 クーパーライザーは、インテリアにある中央配置の円形メーターとドライバーをつなぎ、エンターテインメントや通信、自動運転のオプションに至るまで、各ドライバーに最適な設定を選ぶ能力を備える。

MINI伝統の中央配置の円形メーターは「クーパーライザー」に進化

 アーバン・ゴーカートは、小さく、賢く、キビキビ走るMINI独自の楽しい走りは未来もそのままであるとし、ガラスのフロントエンドから見る前方の景色は、拡張現実(AR)ディスプレイによりルートや最適な走行ラインを表示することでエキサイティングな走りを演出するという。

ガラスのフロントエンドを採用。拡張現実(AR)ディスプレイによりルートや最適な走行ラインを表示するという

 BMWグループ・デザインを統括するシニア・バイス・プレジデントのアドリアン・ファン・ホーイドンク氏は「MINIは五感にアピールするスマートな特注の都市モビリティをお届けしていますが、将来的には、実際に車を持たなくてもそのメリットが楽しめるようになるでしょう」と、MINIの未来ビジョンを説明している。