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メルセデス・ベンツとCCCマーケティング、オリジナルTカード発行を開始
代官山 蔦谷書店内に「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」期間限定でオープン
2016年7月14日 15:30
- 2016年7月13日 発表
メルセデス・ベンツ日本とカルチュア・コンビニエンス・クラブの子会社であるCCCマーケティングは、販促プロモーションとマーケティングで協業を開始。7月15日からカーブランドでは初となるオリジナルデザインの「Tカード」を、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店、および「メルセデス・ベンツ コネクション」で発行する。なお、現在メルセデス・ベンツ コネクションで発行されている「コネクテッドカード」は、Tカードに切り替えることができる。
また、7月13日～9月13日の2カ月間、東京 代官山の蔦屋書店1階に「Mercedes-Benz Lifestyle Lounge」を期間限定オープン。「クルマを置かないショールーム」として、デジタル技術を活用してメルセデスブランドが体験できるスペースとなる。
モニターを使った展示のほか、VR（仮想現実）体験スペースが設けられ、SmartやSLの助手席に乗車して走行する様子を仮想体験できる。メルセデス・ベンツの商品に関する知識をもったプロダクト・エキスパートが質問などに応対するほか、無料試乗体験プログラム「トライアルクルーズ」も用意して、メルセデス・ベンツとスマートのモデルに気軽に試乗できる。
このほか、ライフワークとして自動車技術史を研究した菅原留意氏の遺品であるミニカーコレクションや図面、書籍など資料も展示。メルセデス・ベンツ オリジナルグッズの販売も行なわれる。
さらに7月13日～15日の3日間には、Mercedes-Benz Lifestyle Loungeのオープンを記念して代官山 T-SITEのガーデンギャラリーで特別展示が行なわれる。メルセデス・ベンツの130年の歴史から、「過去（Past）」「現在（Present）」「近未来（Near Future）」「未来（Future）」の4分野に分け、パネルとモニターを使って解説。中央には1886年に登場した世界初のガソリン自動車「パテント モトールヴァーゲン」を展示する。
発表会では、CCCマーケティング 取締役会長の村口伸一氏から、まずCCCの現状が紹介された。Tカードの会員は現在5925万人で、8月には6000万人を超える予定。44％が週に1回以上利用してるという現状や、TSUTAYAが書籍チェーンの売り上げでトップになっていることなどを紹介。このほか、会場となった2012年オープンの代官山 T-SITEに代表される、書店を中心とした「ライフスタイル提案型」の商業施設を各地に展開していることも説明された。2017年春には、千葉県柏市の柏の葉キャンパスにもオープンする予定があるとのこと。
続けて、代官山 蔦谷書店では、他店舗とは明らかに違ったタイトルが売れていることを、カテゴリごとに比較して見せた。一例としては、クルマはジャンル平均で14倍になり、メルセデス・ベンツ AMGやGクラスのムック本が18倍、グッドウッド（イギリスで開催されるモータースポーツイベント）のムックは36倍にもなるなど、ライフスタイルを持っている人が代官山に集まっていると解説。「『本屋でクルマを売る』というのは少し言い過ぎかもしれないが、代官山だからこそ実現できることがあるのではないかと思う」と締めくくった。
続いて、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長 兼 CEO 上野金太郎氏が、メルセデス・ベンツが自動車を発明して130年経ち、自動車は生活の一部、ライフスタイルとなったこと、近い将来に自動運転が可能になれば、よりライフスタイルとしての比重が高まることなどを説明。Tポイントを核としたデータベース・マーケティングをはじめ、新しいタッチポイントをともに創造していきたいと述べた。
そのなかで、販売店は数多くのモデルラインアップを展示してしっかりと実車を見てもらう場所とし、車両について熟知したプロダクトエキスパートを置く一方、メルセデス・ベンツ コネクションや羽田空港（東京国際空港）にある「メルセデス ミー」などは、新しいタッチポイントとなっている。今回は2カ月間の期間限定ではあるが、「クルマを置かないショールーム」として、代官山 蔦屋書店内にMercedes-Benz Lifestyle Loungeをプロトタイプとしてオープン。都市部などの限られたスペースで、デジタルツールを活用した体験ができるショールームと位置付けているとした。
最後に上野氏は「“ベストカスタマーエクスペリエンス（最高の顧客体験）”の提供を一番の目的にして、これまでさまざまな形でクルマを中心にした、ライフスタイルの提案をしてきました。ライフスタイルやライフステージの多様化に応えられるよう、（車両ラインアップを）現在28車種132モデルまで拡充しています。7月15日からは、自動車ブランドとしては初めて、オリジナルデザインのTカードを全国のメルセデス・ベンツ正規販売店、およびメルセデス・ベンツ コネクションにて発行します。今後はメルセデス・ベンツとお客様を繋ぐ、コミュニケーションツールの1つとして位置付けていきたいと考えています。メルセデス・ベンツ日本とCCCマーケティングは、今後もそれぞれの強みを生かし、ライフスタイルのデータベースを使ったマーケティングやタッチポイントの強化など、メルセデス・ベンツに触れるすべての方々に最高のブランド体験を提供していきたいと考えています」と結んだ。
また、近年メルセデス・ベンツのクラシックカーのヤングクラシックカーの人気が高まっていることを受け、輸入車メーカー初の取り組みとして「ヤング・クラシックリフレッシュ プログラム」を1月から開始したこと、Webプラットフォームの「All Time Stars」を年内に日本でも開設することも付け加えられた。ヤング・クラシックリフレッシュ プログラムは、1980～1990年代のメルセデス・ベンツ車を、新車整備センターにおいてオリジナルに近い状態にしてくれるというもので、オーナーには注目のサービスになっている。
