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アクロニス、F1チーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」と長期的なパートナーシップ契約

レースで生成された最大700GBのデータをアクロニスのソリューションが保護

2016年7月29日(現地時間)発表

 デジタルデータのバックアップソリューションを提供しているアクロニスは7月29日(現地時間)、F1チーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」と長期的なパートナーシップ契約を結んだと発表した。

 アクロニスとトロ・ロッソは、この契約に先駆けて7月22日~24日に開催されたF1グランプリ 第11戦 ハンガリーグランプリにおいてパートナーシップ契約を締結しているが、今回の発表はこの契約をさらに長期的なパートナーシップに延長するというもの。これにより、ハンガリーグランプリで走行したトロ・ロッソのマシン「STR11」に設定されていたアクロニスのロゴマークが今後も車体に表示され、ドライバーであるダニール・クビアト選手、カルロス・サインツ Jr選手の2人が着用するレーシングスーツにもロゴマークが入る。

サイドポンツーンのレッドブルロゴと並んで、トロ・ロッソのSTR11にアクロニスのロゴマークが表示されている

 トロ・ロッソはレース車両に複数のデータポイントを備える数百のセンサーを設定してリアルタイムに情報をモニタリング。情報をガレージに送り、レースウィークごとに最大700GBものデータを生成しているという。チームではこのデータを分析して車両の改善やレース戦略に活用しているが、最も必要とするときにデータの可用性が保証されるよう、アクロニスのハイブリッドクラウドデータ保護ソリューションを利用するという。

 この発表のなかでスクーデリア・トロ・ロッソ チームプリンシパルのフランツ・トスト氏は「私たちが競争している環境では、非常に高い水準のソフトウェアで自社の技術情報すべてを保護することがさらに重要になってきています。アクロニスは、まさに私たちが必要としているものを提供してくれるのです。長期的なプロジェクトに共に携わることになった今、スポンサーシップの面だけでなく、私たちのファクトリーとレーシングチームでアクロニスのデータ保護製品を採用するという意味においても、アクロニスとの共同作業が待ちきれません。この技術協力によって両者が恩恵を受け、私たちのチームは前進し続けることができると確信しています」とコメントしている。