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マツダ、「デミオ」「CX-3」「アクセラ」のディーゼルエンジン車をリコール。計11万7030台

煤の堆積で走行中にエンジンが停止するおそれ

2016年9月1日 発表

 マツダは9月1日、2014年8月~2016年8月に生産した「デミオ」、2014年12月~2016年8月に生産した「CX-3」、2016年5月~8月に生産した「アクセラ」のリコールを発表した。対象台数は3車種5型式で計11万7030台。

 今回のリコールはディーゼルエンジンが対象になり、エンジン制御コンピュータの吸入空気量の制御が不適切で、気筒内の燃料濃度が部分的に濃くなり、燃焼時に煤が多く発生することがある。これにより、排気バルブが開いたときに煤が排気側バルブガイド周辺に入って堆積し、バルブが動きにくくなる。圧縮不良により加速不良や車体振動が発生するほか、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがあるとしている。

 この不具合に対する改善措置として、全車両で制御プログラムを対策プログラムに修正。また、インジェクターと排気側バルブ周辺に堆積した煤を清掃する。