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トヨタとダイハツ、新興国小型車の開発・調達・生産準備をダイハツに一本化
2017年1月を目処に担当カンパニーを設置して「DNGA」を展開
2016年10月4日 12:32
- 2016年10月4日 発表
トヨタ自動車とダイハツ工業は10月4日、新興国向けの小型車の開発・調達・生産準備を基本的にダイハツに一本化するなど、今後の事業強化のため2017年1月を目処に、新興国小型車担当のカンパニーの設置を進めると発表した。
2017年1月目処に設置を検討してる新興国小型車カンパニー(構想)は、トヨタ、ダイハツ両社から成るカンパニーで、新興国小型車の企画から生産準備までを担う。
ダイハツは、新興国向けの小型車の開発・調達・生産準備を一本化することで、ダイハツが進める新アーキテクチャー「DNGA」を展開する。
トヨタは、この推進を知見・リソーセスの面からサポートして、商品企画、事業企画はトヨタとダイハツが一体となって策定・共有する。生産については、両社の既存拠点を相互に有効活用していくとしている。また、トヨタでは2016年4月から製品軸での「カンパニー制」を導入しているが、新たに設置されるカンパニーは、ダイハツがけん引するカタチとなることを想定しており、従来の位置づけと異なるとしている。
トヨタの寺師副社長は「このカンパニーの設置を機に、トヨタはダイハツの競争力について根底から学び、自らの仕事のやり方を変えていく。」とコメント。
ダイハツの三井社長は「軽で培ってきたノウハウをさらに発展させ、トヨタグループの軽自動車から新興国小型車までをダイハツが牽引する。このカンパニーをダイハツとしても大きな成長の機会と捉えている。なお、本件とは別に、ダイハツが主体となりダイハツブランドの発展にも引き続き取り組むことを、本日両社で確認した」とコメントしている。