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ダイハツ、インドネシアで販売中の7人乗りコンパクトSUV「テリオス」フルモデルチェンジ

1.5リッターエンジンに5速MT、または4速ATを組み合わせ

2017年11月23日(現地時間)発表

新型「テリオス」発表会の様子

 ダイハツ工業のインドネシアの現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は11月23日(現地時間)、7人乗りの新型コンパクトSUV「テリオス」を発表した。

新型コンパクトSUV「テリオス」
ボディサイズは4435×1695×1705mm(全長×全幅×全高)

 テリオスは悪路でも走行可能な大径タイヤと高い車高を備えたSUVであり、使い勝手のいいコンパクトなボディながら車内レイアウトの工夫で多くの荷物を搭載したり、7人までの多人数乗車を可能とするなど、現地で求められるニーズを幅広く実現するモデル。トヨタ自動車に向けたOEM供給を実施してトヨタ「ラッシュ」としても販売。ラッシュは輸出先での仕様や耐久性などの検証も含めて新興国向けの輸出を検討しており、ダイハツにおける今後の新興国事業の先駆けになるモデルともなっている。

 新型テリオスは、同じくインドネシア市場でダイハツが販売している「セニア」でも採用する新しいプラットフォームを採用。SUVの車両特性に合わせた改良を加え、アセアン市場向けの次世代エンジンとなる1.5リッターの「2NR-VE」型エンジンを搭載。トランスミッションには5速MT、もしくは4速ATを組み合わせ、従来モデルから好評の2WD(FR)を駆動方式に採用して高い走破性を実現している。また、新しいパワートレーンの採用によって燃費性能は従来型から約25%高まっているという。

 内外装のデザイン開発にはADMのデザイナーが参画して現地のニーズを反映。「ダイナミック&ハイクオリティ」をキーワードに上質感のあるデザインとした。ボディは日本の5ナンバーサイズにあたるコンパクトさを維持しつつ、従来型から室内長を170mm拡大。1列目と2列目シートの前後乗員間距離を45mm、荷室長を150mm増やして快適な室内空間を実現。また、ラゲッジスペースが広くなったことで、現地でニーズの高い“ガロンボトルの搭載”を4本収納可能としている。

「ダイナミック&ハイクオリティ」をキーワードにしたSUVらしいデザインを採用。2人掛けの3列目シートを備える7人乗り仕様
主要諸元
エンジン2NR-VE(1.5リッター)
トランスミッション5速MT/4速AT
駆動方式FR(Front engine Rear wheel drive)
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4435×1695×1705mm
乗員定員7名