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レクサス、オープンクルーザー「LEXUS Sport Yacht Concept」を世界初公開
Fモデルに採用するV型8気筒 5.0リッターエンジン2基搭載。最高速は43ノットを実現
2017年1月16日 21:30
- 2017年1月13日(現地時間) 発表
レクサス(トヨタ自動車)は1月13日(現地時間)、同社の豊田章男氏が開発に参加したオープンクルーザー「LEXUS Sport Yacht Concept」を米マイアミで実施したイベント「Through the Lens」で世界初披露した。
LEXUS Sport Yacht Conceptは、トヨタのマリン事業が20年目を迎えるにあたり新たな提案の1つとして開発したもので、これまで自動車で表現してきたレクサスのデザインフィロソフィーを、クルーザーという新たな形で具現化させた。
エンジンは、レクサス「RC」「GS」の“F”モデルやラグジュアリークーペ「LC」に採用されている最高出力330kW(450PS)/6300rpmを発生するV型8気筒 5.0リッター自然吸気エンジン2基を船舶用にチューニングして搭載。また、船底の滑走面は水との摩擦抵抗を軽減するステップハルを採用することで高い走航性能を実現。最高速は43ノット(79.636km/h)を実現する。
船体のサイズは12.70×3.86m(全長×全幅)。船体構造はカーボン繊維をインフュージョン成形することで高剛性・軽量化を実現。操作画面はタッチパネル式24インチ液晶ディスプレイを採用した統合インストルメントパネルとし、計器類やスイッチ類を集約してスタイリッシュなデザインと高い利便性を両立させた。
そのほか、ジョイスティック操作により安全でスムーズな離着岸を可能にするドライブアシストシステムや、海上で船体の位置や方向を保持するバーチャルアンカーシステムを装備。クルーザー内の電源は大容量のリチウムイオンバッテリーシステムを装着して低エミッション、低騒音を実現した。
Lexus International Co.チーフブランディングオフィサーの豊田章男氏は「私達は、モビリティの可能性を海にも広げたいという思いのもと、かねてからマリン事業に取り組んできました。LEXUS Sport Yacht Conceptは、レクサスが提供するライフスタイルを拡げる新たなモビリティの提案です」とコメントしている。