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TOYOTA GAZOO Racing、ニュル24時間レースをYouTube Liveで配信

5月27日22時配信開始

2017年5月25日~28日(現地時間) 開催

ニュル24時間レースに参加するトヨタ自動車の社員メカニック

 TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は、レクサス「RC」で参戦する「第45回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」(現地時間:5月25日~28日開催)を、TOYOTA GAZOO Racing公式サイト内のYouTube Liveで約25時間のフルタイム配信を実施する。

 YouTube Liveの配信時間は日本時間の5月27日22時~28日23時30分。内容はJ SPORTS番組の同時配信に加えて、公式映像や脇阪寿一氏による現地レポート等を配信予定。

 また、BS/CSチャンネルの「J SPORTS」でも決勝レースの生中継を実施。放送時間は「part1 START」として5月27日22時~5月28日5時、「part2 FINISH」として5月28日17時~23時30分となる。

 ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、1周25km、高低差300m、約200のコーナーを持つコースを24時間走り続けるという過酷なレース。TOYOTA GAZOO Racingは「人を鍛え、クルマを鍛える」ことを目的に2007年から継続参戦している。

 同レースのSP3Tクラスに参戦するレクサス「RC」170号車のドライバーは井口卓人選手、松井孝允選手、蒲生尚弥選手に加えて、トヨタ自動車 凄腕技能養成部 所属の矢吹久選手の4名。

 参戦車両は2016年に参戦した車両の1台で、2016年はレース序盤から駆動系のトラブルに見舞われ13時間にもわたる修理作業を行なったものの、努力実らずリタイアとなった。2017年は車両製作やテスト走行サイクルを大幅にスピードアップして、ここまで順調な仕上がりという。

 ドライバーの井口選手は「国内テスト、ニュル前哨レース(VLN、Qualifying Race)を通じて、クルマは確実に進化しています。(前哨レースでは)トラブルもほとんどなく、順調すぎて怖い所もありますが、ニュルでは何が起きるかわかりません。気を緩めることなくチーム全体で“心を一つ”にして挑みたいと思います」とコメント。

 チーフメカニック(トヨタ自動車社員)の平田泰男氏は「これまでの改善の積重ねにより、チーム、クルマともに大きく向上しています。タイムやドライバーのコメントを見てもそれは明らかです。チーム全員で更なる作業の精度アップと、残っている車両の課題に対応すべく、24時間レースのグリッドにつく瞬間まで改善を続け、ドライバーが安心して快適に乗れるクルマに仕上げます」とコメントしている。

左から井口卓人選手、松井孝允選手、蒲生尚弥選手、トヨタ自動車株式会社 凄腕技能養成部 所属の矢吹久選手
参戦車両のレクサス「RC」

 なお、タイトヨタ(TOYOTA MOTOR THAILAND)からも、TOYOTA GAZOO Racing Team THAILANDが、2台の「COROLLA ALTIS」で参戦。TOYOTA GAZOO Racingドライバーの木下隆之選手も、タイトヨタ・チームの一員として参戦する。