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ポルシェ、最高出力607PSの専用パワーユニットを搭載した「911 ターボ S エクスクルーシブシリーズ」
500台限定。ポルシェを特注をする「Porsche Exclusive Manufaktur」で手作業で製作
2017年6月9日 21:28
- 2017年6月8日(現地時間) 発表
独ポルシェAGは6月8日(現地時間)、ポルシェ社内にある特注車を専門に扱う「Porsche Exclusive Manufaktur」で手作業により製造される500台限定の911 ターボ S「エクスクルーシブシリーズ」を発表した。
エクスクルーシブシリーズは、最高出力446kW(607PS)/6750rpm、最大トルク750Nm/2250-4000rpmを発生する水平対向6気筒 3.8リッターツインターボエンジンを搭載。最高出力は標準モデルを27PS上まわり、0-100km/hの加速タイムは2.9秒、0-200km/hの加速タイムは9.6秒で、最高速は330km/h。
足まわりには、ゴールデンイエローメタリックのデザインラインを施したブラック塗装のセンターロック20インチホイールを標準装備。同じくブラック塗装の「PCCB」(ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ)のブレーキキャリパーには、ゴールデンイエローメタリックの“PORSCHE”ロゴを初めて採用している。また、「PASM」(ポルシェ アクティブサスペンション マネージメントシステム)を備えたアクティブスポーツシャシーとスポーツクロノパッケージを標準装備。リアアクスルステアリングとロール抑制システム「PDCC」(ポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム)で車両の安定性を確保した。
エクステリアでは、イメージカラーにゴールデンイエローメタリックのボディカラーを設定。ボンネットやルーフ、サイドスカートなどにカーボンを採用して、ルーフとボンネットに施された2本のカーボン模様のストリップがスポーティさを強調している。リアビューは、ターボエアロキットや新型のリアエプロン、カーボン製ラムエアスクープ、2組のブラック塗装ステンレススチール製ツインテールパイプによるエグゾーストシステムなどを備え、フェンダーに“Porsche Exclusive Manufaktur”のプレートが装着される。
インテリアでは、18way調節式スポーツシートのステッチやヘッドレストの“Turbo S”の刺繍ロゴ、2層になったパンチングレザーの内側のレイヤーに配した2本のストライプだけでなく、アルカンターラを使用したルーフライニングのダブルストライプにもゴールデンイエローを配色。ダッシュボードの助手席側にリミテッドエディションナンバープレートを備え、ドアエントリーガードには“Exclusive Series”のイルミネーションが付いている。
なお、車両と同じデザインを用いたクロノグラフ「ポルシェ デザインクロノグラフ 911 ターボ S エクスクルーシブシリーズ」も発表され、車両同様に500個限定。巻き上げ機構にポルシェ特有のセンターロックを備え、車両と同じ塗装を施すなど、ポルシェ デザイン ウォッチと911 ターボ S エクスクルーシブシリーズ両方の特徴を備えている。