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映画「カーズ/クロスロード」新車発表会見イベントに日本版キャスト松岡茉優さん、藤森慎吾さんら登場

7月15日全国公開

2017年7月15日 全国公開

映画「カーズ/クロスロード」新車発表会見イベント。左から女優の松岡茉優さん、監督ブライアン・フィー氏、女性プロデューサーのアンドレア・ウォーレン氏、タレントの藤森慎吾さん

 ウォルト・ディズニー・ジャパンは6月27日、映画「カーズ/クロスロード」の新車発表会見イベントを開催。イベントでは、日本版の声優キャストとして女優の松岡茉優さん、タレントの藤森慎吾さんが登場して映画「カーズ」最新作の魅力を語った。

女優の松岡茉優さん
タレントの藤森慎吾さん

 カーズ最新作は天才レーサー“ライトニング・マックィーン”が最新テクノロジーを追求した新たなレーサー“ジャクソン・ストーム”ら新たな世代が登場するところから始まる。マックィーンは勝ち続けるために無謀な走りを続け、人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュをしてしまい、“夢の続きを求めて走り続けるのか?”、”それとも新たな道を歩むのか?”という“人生の岐路”(クロスロード)に立たされ、新たな相棒クルーズ・ラミレスとともに運命の決断を迫られるというストーリー。

 日本版では、マックィーンの運命を左右するトレーナーとなるクルーズ役に松岡さん、マックィーンの前に立ちはだかる最強の次世代レーサーのストーム役に藤森さんが声優として起用された。

新たに登場するマシンの吹き替えを担当する日本版キャストを披露
クルーズ・ラミレスの声優を務める女優の松岡茉優さん
ジャクソン・ストームの声優を務めるタレントの藤森慎吾さん

 マックィーンの相棒となるクルーズについて、松岡さんは「クルーズは性格が前向きで、クルーズとマックィーンが出会うことで、マックィーンの人生が変わっていく物語のキーパーソンです。クルーズのあきらめかけた夢だとか、マックィーンとの出会いがこの物語を作っていて、本当にこの役を演じることができて光栄です」と話した。

 新たなライバルとなるストームについて、藤森さんは「カーズシリーズが好きで、マックィーンのファンだったのですが。今回、マックィーンを追い込む次世代のレーサーということで、次世代を築いていくレーサーという自負を感じながら演じました。ストームがこの物語に最高の興奮と展開を与える重要な役で、非常にやりがいのある役だった」と話した。

 共演した松岡さんと藤森さんは、お互いの役柄について、松岡さんは「(藤森さんが)こんなにかっこよくてクールできざなお芝居ができるんだと、あらめて尊敬しました」と話し、藤森さんは「(松岡さんは)女優さんもやりながら声優もできちゃうんだ、茉優ちゃんの役にのめり込みました」などとそれぞれ印象を語った。

監督ブライアン・フィー氏とプロデューサーのアンドレア・ウォーレン氏の新車発表会!?

物語の主人公マックィーンを紹介する女性プロデューサーのアンドレア・ウォーレン氏

 また、同イベントでは“新車発表会見”と題して新たに登場するマシンについて、来日した監督ブライアン・フィー氏と女性プロデューサーのアンドレア・ウォーレン氏の2人が登壇。新車発表会さながらのプレゼンテーションで新たに登場する2台のマシン「ジャクソン・ストーム」「クルーズ・ラミレス」を紹介した。

新たに登場する2台のマシンを紹介する監督ブライアン・フィー氏

 松岡さんが演じるクルーズは、スペックは2017年型CRSスポーツクーペ。エンジンは高性能V6DOHCエンジンを搭載して車体は軽量合金。0-60mph加速3.8秒、最高速336km/hの性能を持つ。

 藤森さんが演じるライバルのジャクソンは、2017年ピストン・カップ・レースカー「ネクスト・ジェン」特注仕様。エンジンは850馬力を発生するV8エンジンを搭載。ハイドロフォーム合金や鋼鉄製のシャーシにカーボンファイバー金属複合材のボディを採用。0-60mph加速は3.6秒、最高速342km/hの性能を誇る。

 一方、主人公マックィーンのスペックは、2006年型ピストンカップレースカー特注仕様。750馬力フルレース対応V8エンジン、高強度チューブフレームのシャーシに24ゲージ冷延鋼板メタル製のボディを採用。0-60mph加速4秒、最高速317km/hの性能となる。

会場に集まった記者団からの質疑応答が実施された
記者団の質問に答える監督ブライアン・フィー氏

 スペックの数字だけを見ると厳しい状況におかれた主人公マックィーンの設定について、フィー監督は「ピクサーの作品では自分たちが経験した身近な出来事を作品に反映しています。人生では常に変化が訪れるもので、訪れる変化は時として恐ろしいと感じるものであるが、一歩踏み出すことが大事。自分の人生を振り返ると、最高の経験だと思っているものは、全く予測が起きないことから始まっていたと思う。また自分自身も親となり、自分の母を亡くし父も老いてきているという自分にとってのセーフティネットが失われつつあるなか、私自身が親となり2人の娘のセーフティネットになるという変化を経験している」と話した。

 続けてフィー氏は「マックィーンに重要なのは、新しいタイヤやホイールを装着するというか、新しいステップを踏み出していかなければならない、人生というのは全く見えない先によいものがまっている」と、この作品に込めたメッセージを語った。

映画「カーズ/クロスロード」7月15日全国公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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