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八千代工業、軽自動車生産に関わる事業をホンダに譲渡へ

譲渡に関する協議を開始

2017年10月4日 発表

八千代工業の四日市製作所で生産される「S660」

 八千代工業は10月4日、本田技研工業との間で完成車事業の譲渡に関する協議を開始すると発表した。

 現在、八千代工業は同社四日市製作所において「S660」「アクティ」「バモス」などホンダの軽自動車を生産している。一方で、主力製品である樹脂製燃料タンク、サンルーフに経営資源を集中的に投下して、新規顧客への販路拡大を進めてグローバルでの事業拡大を目指している。

 今回、ホンダから同社に対して、自動車製造のための溶接、塗装、組立の各ラインなど軽自動車生産に関わる事業を譲渡することに関して提案があった。

 同社では、完成車生産が減少するなか、完成車事業で培った従業員の技術・技能・経験がホンダグループ内で有効に活用される提案であるとし、部品事業への経営資源の集中を進めることが成長と企業価値向上につながると判断。譲渡に関する協議を開始するにいたった。

 今後、当事者間の協議を経て事業譲渡の合意にいたった場合は、その時点で速やかに公表するとしている。