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TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展

成人男性が30分運転したところ、約100kcal消費

2017年10月16日 発表

TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 運転しながらエクササイズできるシート「エクサライドシート」
運転しながらエクササイズできるシート「エクサライドシート」

 テイ・エス テックは、10月25日~11月5日(プレスデー:10月25日~26日、一般公開日:10月27日~11月5日)に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「第45回東京モーターショー2017」に、運転しながらエクササイズできるシート「エクサライドシート」を出展する。

 参考出展されるエクサライドシートは、エクササイズとライディングをかけ合わせた造語で、未来の「座る」のアイデアを具現化したシート。快適なポジションに補正する機能や理想の姿勢に促す形状に自動で調整する機能に加え、運転しながらエクササイズできる機能を搭載している。ブースでは一般的な道路状況を模したドライブシミュレータで、エクサライドシートの機能が体感できる。

 具体的な機能として、エクサライドシートの座面に上体の振れを少なくして骨盤を効果的に動かす装置が内蔵されており、身体の深部にあるインナーマッスル(主に腹横筋)を刺激して体幹運動を促す。アイドリングストップ時などの停車時は動作の大きい「ツイストモード」、高速道路などの安定走行時は動作が小さく運転に支障のない「スイングモード」と、運転状況に応じた2つのモードで制御が行なわれる。

TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 大きい動作の「ツイストモード」
大きい動作の「ツイストモード」
TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 運転に支障がない小さい動作の「スイングモード」
運転に支障がない小さい動作の「スイングモード」

 これらの運動は運動強度のレベル3に相当し、同社が想定した運転状況下で体重65kgの成人男性が30分の運転をしたところ、約100kcalを消費したとしている。自動運転時代が到来した際には、車両側からの走行状況信号等を受け取ることで、さらなる運動の機会を増やすことができるとのこと。

TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 「2輪車向けスマートシート」はVRを使って体感できる
「2輪車向けスマートシート」はVRを使って体感できる

 加えて、走行状況に応じて2輪車のシートの高さや形状を自動制御する「2輪車向けスマートシート」を参考出品。このシートは、2輪車で乗降時や停車時に足が地面につきづらい、巡行時やワインディング時に膝が窮屈になどといったライダーの悩みを解決するために開発。ブースではスマートシートの機能をVRツーリングを使用して体感可能となる。

 そのほかの展示として、“まるで浮いている”ような着座感覚により走行中に受けるさまざまなストレスを取り除き、乗員に“究極のやすらぎ”を提供するという「やすらぎ空間(シート/ドアトリム)」や、有人宇宙船の乗員安全評価法とその基礎となる物理モデルをベースとした「有人宇宙船シートコンセプト」を参考出品するほか、本田技研工業「NSX」「シビック TYPE R」のシートなども展示する。

TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 “まるで浮いている”ような着座感覚だという「やすらぎ空間(シート/ドアトリム)」
“まるで浮いている”ような着座感覚だという「やすらぎ空間(シート/ドアトリム)」
TSテック、運転しながらエクササイズできるシートを東京モーターショー2017に出展 「有人宇宙船シートコンセプト」
「有人宇宙船シートコンセプト」
ExerRide seat Teaser