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京セラ、ドイツ Prehを触覚伝達技術「HAPTIVITY(ハプティビティ)」の特許侵害として訴訟を提起

Prehのマルチメディアインターフェース(MMI)“All-in-Touch”ユニット

2018年4月6日 発表

 京セラはドイツの自動車部品メーカーPreh(プレー)GmbHに対して、触覚伝達技術「HAPTIVITY(ハプティビティ)」関連の同社特許(欧州特許 EP 2 461 233 B1)を侵害しているとして4月5日(ドイツ現地時間)、ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所に特許侵害訴訟を提起した。

 京セラはPrehに対し、Prehが製造・販売する車載向けマルチメディアインターフェース(MMI)“All-in-Touch”ユニットにおける京セラ特許の使用に対するライセンス契約の締結を要求。しかしながら、Prehとのライセンス契約は締結に至らず、これ以上の交渉による解決は困難と判断し、訴訟提起に至ったとしている。

 京セラは2008年に触覚伝達技術「HAPTIVITY」の研究開発を開始。さまざまな技術革新により、リアルで多彩な触感を再現。これまで国内外の展示会に出展するとともに技術特許を各国にて取得している。京セラは触覚伝達技術「HAPTIVITY」を車載機器、産業機器など幅広い用途で実用化するために、自社で利用するだけでなく他社へのライセンス提供についても積極的に展開するという。