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【インディ500 2018】ファイアストン生誕150周年を祝うイベントをインディアナポリス市内で開催
予選通過したインディドライバーが大集合
2018年5月27日 17:00
- 2018年5月25日(現地時間) 開催
ブリヂストンの米国法人Bridgestone Americasは、同社が1988年に買収したファイアストンのタイヤとブリヂストンのタイヤの両方を北米などで販売している。同社とインディカー・シリーズとの関わりとしては、1911年からインディカー・シリーズにファイアストンタイヤを供給しており、文字どおりインディカー・シリーズを足下から支える存在だ。
そのファイアストンブランドを擁するBridgestone Americasは、インディアナポリス市内ホテルにおいて、世界各地のディーラーなどを対象にしたイベントを、ミラー・ライト・カーブ・デイが行なわれた5月25日(現地時間)夕刻に開催した。このイベントでは、同社の新しいプロモーション戦略や新製品などが紹介されたほか、ファイアストンの創始者であるハーベイ・サミュエル・ファイアストンの生誕150周年を祝うイベントが行なわれ、ひ孫にあたるニック・ファイアストン氏がゲストとして呼ばれるなどした。
また、イベントの最後には、インディ500の予選を突破したドライバーが一人一人紹介され、ファイアストンのゲスト向けサイン会が行なわれた。
ファイアストン創始者のひ孫も登壇。ハーベイ・ファイアストン生誕150年を祝う
Bridgestone Americas 取締役(スポーツ/イベントマーケティング担当) フィル・ペイシー氏は「ファイヤストンの創始者が生誕してから150周年を迎えた。今年もインディ500のイベントに皆さんをご招待できて嬉しい」と述べ、ファイアストンブランドを展開するブリヂストンにとっても、今年の第102回インディ500は特別な年になっていると説明した。その上で、ファイアストンの創始者ハーベイ・サミュエル・ファイアストンのひ孫にあたるニック・ファイアストン氏を壇上に招き、ファイアストン氏が曾祖父にあたるハーベイ・サミュエル・ファイアストンの本を読み上げるというセレモニーが行なわれた。
その後、Bridgestone Americas PR担当 フィル・ペイシー氏から、ファイアストンのデジタルマーケティング、今後北米で発売する予定の新製品などについての説明が行なわれた。ペイシー氏によれば、北米ではインディカー・シリーズを通じだマーケティングが従来どおり行なわれる計画で、これまではマリオ・アンドレッティ氏(1978年のF1チャンピオン、1969年のインディ500優勝者)を中心としたキャンペーンが行なわれてきたが、今後はその息子でアンドレッティ・オートスポートのオーナーであるマイケル・アンドレッティ氏、そしてその子息でマリオの孫にあたるマルコ・アンドレッティ選手の3人のアンドレッティ・ファミリーを活用したキャンペーンが行なわれていくと説明した。
予選を通過したドライバーが駆けつけ、パーティのゲスト向けサイン会
プレゼンテーション終了後には、インディ500で予選を通過したドライバーが壇上に呼ばれて、ファイアストンのゲストに対してだけという豪華なサイン会が行なわれた。もちろん2017年のウィナーである佐藤琢磨選手も登場し、司会者に昨年勝ったことの感想などを求められ、「勝つまで何年もやってきたけど、本当に小さいことを積み重ねていって、全てのピースがそろった時に勝てるのだと分かった。今年もそうやって頑張っていきたい」と述べ、これまで努力をしてきたことが積み重なって優勝できたことを嬉しく思っていると語った。