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【インディ500 2018】チーム・ペンスキーの12号車 ウィル・パワー選手がインディ500初優勝

2018年5月27日(現地時間) 決勝開催

インディ500を初優勝した12号車 ウィル・パワー選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ/シボレー/ファイアストン)

 インディ500の決勝レースが5月27日(現地時間)に行なわれ、12号車 ウィル・パワー選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ/シボレー/ファイアストン)が初優勝した。

チーム・ペンスキーの12号車 ウィル・パワー選手がインディ500初優勝

チェッカーフラッグを受ける12号車 ウィル・パワー選手

 静かにスタートしたレースだったが、後半に向けてレースは燃費レースの様相を見せていた。155周にセイジ・カラム選手のクラッシュにより出たフルコースイエローで、9号車 スコット・ディクソン選手(チップ・ガナッシ・レーシング、ダラーラ/ホンダ/ファイアストン)が、そのままではもたない残り周回だが、ピットインして残りの周回でイエローがでることを期待するというギャンブルに出る。

 その後、170周前後にトップ勢がピットに入ると、12号車 ディクソン選手がトップに立つかと思いきや、その前にピットに入っていた64号車 オリオール・セルビア選手(スクーデリア・コルサ with レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、ダラーラ/ホンダ/ファイアストン)、25号車 ステファン・ウィルソン選手(アンドレッティ・オートスポート、ダラーラ/ホンダ/ファイアストン)、60号車 ジャック・ハーベイ(メイヤーシャークレーシング、ダラーラ/ホンダ/ファイアストン)の3台がコースに残っており、みなイエロー待ちのギャンブルにでていた。

最後のフルコースイエロー

 だが、最終的にはもう一度フルコースイエローが出たものの、この3台ともに燃料は最後まで持たず、最後にスプラッシュのピットストップを行なって脱落。その結果トップに立ったのは最後のフルコースイエローが出る前に、ディクソン選手をオーバーテイクしていた12号車 ウィル・パワー選手(チーム・ペンスキー、ダラーラ/シボレー/ファイアストン)。2014年のインディカー・シリーズチャンピオンであるパワー選手だが、インディ500は今回が初優勝。初めてインディ500勝者の象徴である牛乳を飲み干して、勝利を祝った。

 2位はポールからスタートした20号車 エド・カーペンター選手(エド・カーペンター・レーシング、ダラーラ/シボレー/ファイアストン)、3位はディクソン選手となった。