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シトロエン、サードウェーブコーヒーにインスパイアされた特別仕様車「C3 CAFE EDITION」発表会

テップレザーとツイード柄のコンビシートを特別装着

2018年6月7日 発売

252万円

都内で開催されたシトロエンの特別仕様車「C3 CAFE EDITION」発表会。右側に立っているのはプジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 代表取締役社長のクリストフ・プレヴォ氏

 シトロエン(プジョー・シトロエン・ジャポン)は6月7日、コンパクトハッチバック「C3」の特別仕様車「C3 CAFE EDITION」を発売した。ベースモデルは「C3 SHINE」(243万円)で、価格は252万円。

「豆の品質やトレーサビリティ、焙煎、挽き方などこだわりの1杯をサーブするサードウェーブコーヒーと呼ばれる新たなカフェ文化にインスパイアされたモデル」というこの特別仕様車では、コーヒーの色彩をイメージした3種類のボディカラーを設定。

「サーブル」(茶)のボディと「ブランオパール」(白)のルーフ、「ブランバンキーズ」(白)のボディと「ノアールオニキス」(黒)のルーフ、「ノアールペルラネラ」(黒)のボディと「ブランオパール」(白)のルーフという組み合わせを用意して、さらに通常モデルには設定のない17インチのタイヤ&アロイホイールを装着する。

C3 CAFE EDITION
「サーブル」のボディカラーでは、ルーフが「ブランオパール」となる
フロントドアのドアミラー下に専用ステッカーを装着。ステッカーのカラーはサーブル(写真)とノアールペルラネラが白、ブランバンキーズがベージュとなる
17インチのタイヤ&アロイホイール(タイヤサイズは205/50 R17)を装備。サーブルの車両ではカラーリングがシルバーとブラックの2トーンとなる

 インテリアでは、シート表皮にライトブラウンのテップレザー(人工皮革)とツイード柄を組み合わせて独自の風合いを与えたコンビシートを採用。さらにレザーステアリングやダッシュボードのソフトパッドもライトブラウンにして車内をコーディネートしている。

シート、ステアリング、ダッシュボードなどをライトブラウンのカラーリングにしてカフェテイストを表現
シート表皮はテップレザーとツイード柄を組み合わせ、手触りの変化も楽しめるようになっている
グレードエンジン変速機駆動方式価格JC08モード燃費
C3 CAFE EDITION直列3気筒DOHC 1.2リッター直噴ターボ6速AT2WD(FF)2,520,000円18.7km/L
プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 代表取締役社長 クリストフ・プレヴォ氏

 同日に都内で開催された発表会では、最初にプジョー・シトロエン・ジャポン 代表取締役社長のクリストフ・プレヴォ氏が登壇。

「シトロエンはほぼ100年の歴史の間に、クルマに対する“ひと味違った楽しいビジョン”をお届けしてきました。日本にも80年前から上陸していて、『2CV』や『CX』『メアリ』『ベルランゴ』から『C4 カクタス』に至るまで、シトロエンは人々を見守り続けてきました。その人ごとの生活に合ったクルマを提供するため、人々が望む『冒険』『自由』『家族での旅行』といった憧れを観察してきたのです。私たちは、モビリティは自由に対して人々が思い描く憧れが原点にあると考えています」。

「シトロエンが100年にわたって人気のブランドとして生き残れたのは、シトロエンが新しいものを開発し、自ら発明していったからです。また、シトロエンは販売拠点でのサイービスや製品を通して『最高の総合型体験』をお客さまに提供しているブランドです」。

シトロエンのブランドについて解説するプレヴォ氏

「製品面では、シトロエンは新型『C3』を前面に押し出して、新規顧客の獲得に向けたフックとする販売戦略を推し進めております。ニューC3は昨年7月の発売からほぼ1年で2000台以上が登録され、アッパーバージョンの『シャイン』だけでセールスミックスの90%を占めるモデルとなっています。さらに毎月の受注台数は、先代C3の4倍にまで増加しております。新型C3は単純にシトロエンの販売記録を更新しただけではなく、年齢の若いユーザー層など新しいお客さまとシトロエンをつなげてくれたモデルとなっています」。

「このようにC3が第一線で活躍していますが、来年は新たに2つのボディタイプがさらに導入されます。これらのモデルでも、これまで同様にひと目で『シトロエンのモデルだ』と分かることが、どのセグメント、その市場でも求められます。また、強く際だったデザインも2つめの特徴です。さらにシトロエンの伝統でDNAとなる快適性も備えています」とコメント。シトロエンにとってC3が重要なモデルになっており、現在の好調を来年にデビューするモデルでも継続していく意気込みを語った。

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社 マーケティング部 商品企画グループ シトロエンプロダクトマネージャー 水谷昌弘氏

 特別仕様車の製品説明は、プジョー・シトロエン・ジャポン マーケティング部 商品企画グループ シトロエンプロダクトマネージャーの水谷昌弘氏が担当。

 水谷氏はこのC3 CAFE EDITIONが、多様なスタイルで楽しまれているコーヒーの文化からインスピレーションを受けた日本独自企画の特別仕様車であると説明。数年前から日本でもムーブメントとなっている「サードウェーブ」と呼ばれるコーヒーでは、高品質なコーヒー豆が持つ個性を引き出し、こだわりの1杯を求める人に支持されていると分析。クルマでも同じように「ユーザーの感性に響くこだわりが必要」だとして、C3 CAFE EDITIONには「柔らかなシートクッション」「乗り心地のよさ」といったシトロエン独自のこだわりに加え、独自のデザインを内外装に与えて新たなこだわりとしていると語り、C3 CAFE EDITIONに与えられた特別装備などを紹介した。

 このほかに水谷氏は、C3 CAFE EDITIONの発売を記念するキャンペーンとして、期間限定のタイアップカフェ「LE CAFE CITROEN C3×iki」を6月8日~7月5日にオープンさせることを紹介。期間中は人気のライフスタイル・カフェ「iki Espresso Tokyo」にC3 CAFE EDITIONが展示されるほか、C3をイメージした特別メニューを用意。また、6月23日にはシンガーソングライターのMichael Kanekoによるアコーステックライブ(入場無料)が開催されるとのこと。

C3 CAFE EDITIONの車両概要やタイアップカフェ「LE CAFE CITROEN C3×iki」について説明する水谷氏
屋外展示されていた「ブランバンキーズ」カラーのC3 CAFE EDITION
ベージュ色の専用ステッカーを装着
17インチアロイホイールはブラックとなる