独アウディ、取締役会の暫定会長にアブラハム・ショット氏が就任

独アウディの暫定取締役会会長に就任するアブラハム・ショット氏

　独アウディAGは6月19日（現地時間）、同社取締役会会長にアブラハム・ショット氏を暫定的に任命する人事を発表した。

　同社のリリースによると、これはアウディAG 取締役会会長であるルパート・シュタートラー氏が6月18日（現地時間）にミュンヘン検察庁の求めに応じて身柄を拘束されたことによるもの。シュタートラー氏はアウディAGとフォルクスワーゲンAGの監査役会に対して、両社の取締役の任を解くように依頼し、両社の監査役会はこれを承認した。

　なお、この措置はシュタートラー氏の拘束に至った状態が解決されるまで暫定的に適用されるとしている。

　暫定的に同社取締役会会長を務めるショット氏は、2017年9月1日にアウディAGの取締役に就任し、販売・マーケティングを統括してきた。