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フォルクスワーゲングループ、「フォルクスワーゲン」「セアト」「アウディ」「シュコダ」で各地域のリードブランドを設定

アウディは中東や中国を除くアジア太平洋地域を担当

2018年6月22日(現地時間) 発表

 独フォルクスワーゲングループは6月22日(現地時間)、「フォルクスワーゲン」「セアト」「アウディ」「シュコダ」を各地域のリードブランドとして設定する組織構造の再編を発表した。

 今後、グループ内で定義している世界の各地域において、それぞれ1つのリードブランドを設定。担当地域を以下のように分担する。

 フォルクスワーゲン ブランドは、北米、南米、サハラより南のアフリカ地域を担当。セアトは、北アフリカの成長市場を担当。

 アウディは、中東や中国を除くアジア太平洋地域を担当、中国に対する責任はフォルクスワーゲン グループに残る。

 シュコダは、ロシアとインド市場を担当。"INDIA 2.0"プロジェクトやそれに関連するフォルクスワーゲンとシュコダ ブランドのモデル攻勢によって、この成長市場におけるグループのマーケット ポジションを持続的に強化。地域開発および革新技術を搭載した新しい量産モデルの準備は、順調に進んでいるとしている。

 地域を分担して担当する狙いは、地域に関する深い知識やノウハウを活用し、地域のパートナーと強固な協力関係を構築することによって、モデルラインアップをその地域の要件と顧客ニーズに迅速かつ効果的に適合させること。

 リードブランドは、その地域におけるほかのグループブランドと連携して、その地域のグループ戦略を遂行すると同時に、各ブランドの取り組み、パートナーシップ、相乗効果の活用を調整するとしている。

 フォルクスワーゲン グループCEOのDr.ヘルベルト・ディース氏は「私たちは、責任を分担します。これにより今後、意思決定を大幅に分散した形で行うことが可能になり、グループの役員会は戦略的に重要な案件に集中的に取り組むことができます。 このようにして、私たちは、 フォルクスワーゲンをより迅速、スリムで、効率的な組織にしていきます」とコメントしている。