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カープライス、オートレーサー森且行選手のアンバサダー就任発表会

森選手「ライブ形式でオークションを見られるので、カープライスを利用して熱くなってほしい!」

2018年7月31日 開催

カープライスのアンバサダーにオートレーサーの森且行選手が就任。写真は左からカープライス株式会社 代表取締役 林耕平氏、森且行選手、カープライス 代表取締役 梅下直也氏

 カープライスは7月31日、オートレーサーの森且行選手をアンバサダーに起用し、新TV-CMを放送すると発表。同日に報道向け発表会を開催した。

 発表会では、カープライス 代表取締役の梅下直也氏が挨拶を行なったほか、同社 代表取締役の林耕平氏が事業戦略とサービス内容を説明。新しくアンバサダーとなった森且行選手のトークショーが行なわれた。

 カープライスは、ユーザー本意のクルマ社会の実現をミッションとして、透明性の高い日本初のインターネットオークション形式による中古車買い取りサービスを展開しているITベンチャー企業。

 中古車の流通市場をシンプルにしようと努めているとのことで、仕入れたクルマを業者間オークションに運び、その会場で車両の売買が行なわれるような現在主流となっている仕組みでは、売り主から次のユーザーの手に渡るまで最大3社の中間業者が入ってしまい、各業者がマージンを取るため売り主に対しては大きな金額が入りづらいという。

 こうした仕組みに対して、クルマを売りたいユーザーとクルマを仕入れたい業者をカープライスのインターネットライブオークションがダイレクトにつなぐことで、中間業者の数を減らすことができ、中間マージンをカットすることもできるので、車両の買い取り価格を高くすることができるという。

カープライスについて
カープライスのビジネスモデル
既存の買い取りの流れに対して中間業者の数を減らし、中間マージンも減らすことで価格をアップさせる仕組み

 インターネットライブオークションは、クルマの売り主がカープライスに申し込みを行ない、カープライスが認定する検査員が車両を無料で検査。その検査に基づいたデータによって5分間のオークションが開催され、スピーディに価格が決定する仕組みになっている。

 車両を売却する際は契約金としてカープライスに1万円(税別)を支払うこととなるが、オークションの取り下げや再出品、契約後の車両引き上げなどに追加料金は発生しない。車両売却金額は車両と必要書類の引き渡しが完了したのち、7営業日以内に支払いが行なわれる。

 なお、オークションに参加できるのは、中古車販売店や輸出業者などプロフェッショナルのバイヤーのみで、現在は約900社以上の登録があるとのこと。個人間売買は行なっていない。

カープライスのサービスについて。車両の検査やライブオークションへの出品などはすべて無料。売却の契約を行なう際に契約金として1万円(税別)を支払う
カープライス株式会社 代表取締役 梅下直也氏

 梅下氏は挨拶で、「カープライスのサービスは新しい愛車の売り方を提唱しております。今まで、個人の方がクルマを売るときに買い取りの交渉に苦しんだり、一括査定を申し込んだら電話が鳴り止まずに苦労したりした方に対して、もっと簡単に安心して高い値段でクルマを売れるようにする、ユーザー本意のサービスです。世の中の人にとってもっとカーライフが楽しくなる貢献ができるようにサービスの開発と提供を進めてきました。こうした取り組みに対して、森さんが『こういうのが世の中に広まるといいよね』ということで、われわれはまだベンチャー企業であるにもかかわらず、アンバサダーの就任を快諾していただきました」と、就任の経緯について紹介。

 また、森さんのファンの方に対して、カープライスのサービスを使うと限定グッズなども準備していると述べて、「一緒にカープライスを応援してほしい」と話した。

カープライス株式会社 代表取締役 林耕平氏

 続けて林氏がインターネットライブオークションの説明を行ない、その中で、無料検査を行なった後に設定する「ウリキリ価格」について紹介。ウリキリ価格は「この金額に達したら売却します」という、売り主の希望売却価格のこと。ウリキリ価格を超えなくても車両の売却は可能だが、ウリキリ価格を超えるとオークションで確実に落札できるということが分かり、オークションが盛り上がることもあるという。

これまでのオークションで成約したクルマの一例。中間マージンをカットすることで、希望金額と実際の落札額が10万円ほど変わることが多くあり、中でも、メルセデス・ベンツのGクラスのように、高年式で10万kmを超えた車両でも落札額が希望金額より高くなる可能性を秘めているという
売り主がスマートフォンで閲覧できるオークション画面。オレンジの枠はオークション終了が近いことを、緑色の画面は入札があったことをそれぞれ示している。画面右側のゲージは、ウリキリ価格を超えると虹色に光る

 林氏は、「既存の買い取りの仕組みだと、自分のクルマの価格が適正に反映された値段で売買されたのかが分かりにくくなっていますが、オークションということで、透明性が高い仕組みを構築しています」と述べた。

 また、事業戦略について現在ガソリンスタンドと提携を進めていると話し、最寄りのガソリンスタンドで給油や洗車とともにクルマの売却もできるようになることで、ガソリンスタンドには新しい収益機会を提供するとした。

ガソリンスタンド向けとして、車両の検査などはすべてカープライスが行なう「おまかせプラン」を設定。忙しいガソリンスタンドのスタッフが時間を割いて新しく検査技術を身に付けることなく、車両の売却に関する手続きなどができるようにした
ガソリンスタンド店頭では、CMやメイキング以外の動画を特典映像として公開するかもしれないとのこと

 そのほかにも、これまで紙で行なわれていた契約手続きをデジタルで行なうシステムや、検査員によって違いが生じないように、システムのアルゴリズムによって評価が決められるiOSアプリ、バイヤー向けに事前入札機能を備えたスマートフォンアプリなどを開発していると紹介した。

売り主向けのインターフェースとして、事前準備や契約をデジタル化
検査員向けiOSアプリを開発
バイヤー向けに、買い時を逃さずいつでもどこでも入札できるアプリを開発

 続けて、アンバサダーの森選手が出演するカープライスの新TV-CMが公開された。このTV-CMは東海地方で8月3日から順次放送が開始される。

【カープライス CM】森 且行『最近アツくなったこと』篇(15秒)
【カープライス CM】森 且行『最近アツくなったこと』篇(30秒)
森且行選手

 トークショーでは、カープライスのロゴが入ったレーシングスーツを着た森選手が登場。TV-CMを撮影した際に「監督さんの演技指導が大変で、テイク20くらいいきました」と裏話を披露。できあがったTV-CMを見て「恥ずかしいです」と照れたように話した。

 また、レース中は「呼吸を忘れるくらい夢中になって走っています。1分40秒くらいなのですが、もしかしたら本当に呼吸していないかもしれないです(笑)」と話し、TV-CM同様に“熱くなっている”と述べた。

 カープライスのシステムについては、「自分の愛車を売るときに、ライブ形式で自分のクルマの値段が上がっていくところを見られるのがなかなかないので、スマホでリアルタイムに本当にすごいことだと思います。自分がクルマを売却するときにカープライスさんの仕組みがあれば、絶対にカープライスさんで売ってました」と話した。

初めてのクルマは真っ白なフェラーリで、20歳の誕生日に購入したという。ドライブでは曲をかけたりせずに、エンジン音を聞いていたとのこと

 続けて、プライベートで熱くなったときの写真を紹介。1枚目は22年前のまだレーサーになる前の養成所時代の写真で、養成中にバイクで金網に突っ込んでしまい、大腿骨を脱臼骨折。半年間ほど歩くことができず、そのときのリハビリ風景だという。森選手は「練習中でも常に1番で走っていたいという気持ちが強く、まだ慣れていないのにグリップ操作を誤って自分から突っ込んでいってしまった。このときにはメンタルもしっかり鍛えられました」とコメント。

 2枚目は、2003年の若獅子杯という若手ばかりのレースで優勝したときの写真。「そこまで思い入れがないのですが(笑)、新人王決定戦のときの優勝写真がなかったので」と話しつつ「新人王決定戦のあとも何度か優勝していますが、やっぱり優勝が1番嬉しいですね」とコメントした。

養成所時代のリハビリ風景の写真
若獅子杯で優勝したときの写真

 最後に、「これからクルマを売ろうと考えている方は、ライブ形式のオークションでどんどん(金額が)上がっていくのが見られるので、ぜひカープライスを利用していただきたいと思います。熱くなってほしいですね!」とカープライスアンバサダーとしてのメッセージを述べてトークショーは終了した。