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【SUPER GT第5戦 富士】エアレース世界チャンピオン室屋義秀選手がレクサス車と驚きのコラボレーションフライト。富士のストレートを同時に駆け抜けた!!

決勝日にもフライトを実施

2018年8月4日~5日 開催

レクサス車と競演する室屋義秀選手の「エクストラ330SC」。高度の低さに注目

 8月4日~5日にわたって富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 5 FUJI GT 500mile RACE」(以下、SUPER GT 第5戦富士)が開催されている。第5戦富士はシリーズ最長の500マイル(約800km)で争われ、シリーズを折り返して最初の戦いとなることから非常に注目されているレースだ。

 その第5戦富士で、2017年に引き続き「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」に参戦している室屋義秀選手のフライトパフォーマンスが実施された。室屋選手は昨年、この富士でフライトパフォーマンスを実施。グランドスタンドの高さより低く飛ぶ驚愕のフライトを行ない、一躍大きな話題となった。その後室屋選手はレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップの最終戦に勝利し、アジア人として初の年間総合優勝を獲得するという歴史に残る戦いを行なった。

 2018年の室屋選手によるフライトパフォーマンスは「YOSHI MUROYA Special Flight@FUJI SPEEDWAY Supported by LEXUS」として8月4日と5日の両日に実施。レクサスのロゴが描かれたアクロバット機「エクストラ330SC」を駆る室屋選手と、レクサス車が第5戦富士の舞台となる富士スピードウェイで競演した。

レクサスロゴの描かれたアクロバット機「エクストラ330SC」。目の前を飛んでいく室屋義秀選手

 今年のフライトは去年以上に驚愕のフライトとなった。高度は限りなく低くなり、パナソニックゲートを越えるときには上昇しなければならないほど。ゲートもギリギリで越えていくなど、世界チャンピオンのテクニックの凄さを見せつけた。

セガサミーゲート前の低さは圧倒的
さすがにゲートをくぐることなく飛び越え
パナソニックゲートも驚きの高度で通過

 レクサス車との競演は富士のストレートと、コカ・コーラコーナー辺りで実施。室屋選手の驚愕のフライトは決勝日となる5日も実施される。予選日と同様のフライト内容となるかは不明だが、レクサス車との競演は行なわれるので、日曜日のフライトも楽しみだ。

コカ・コーラコーナー近辺での競演

 なお、室屋選手のグッズをこの第5戦富士では特別販売。グランドスタンド裏にある富士スピードウェイのオフィシャル店舗で取り扱っている。

世界チャンピオンが刻まれた室屋選手のグッズ
このストラップは室屋義秀ファンシート購入者へのおみやげとのこと

決勝日のフライトはさらに低く

決勝日のフライトはさらに高度を下げ、チャレンジングな飛行を披露した

 8月5日、決勝日にも予定どおりフライトパフォーマンスを実施。やや曇り空ながら、予選日以上の低い高度でのフライトを見せつつ、観客を魅了した。

 室屋義秀選手の次回のフライト予定は、8月12日の第30回記念 札幌航空ページェント(北海道札幌市・陸上自衛隊丘珠駐屯地)。年内の国内でのフライト予定はこの札幌航空ページェントが最後となり、8月25日~26日はロシアで行なわれる「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2018 第5戦 カザン」に挑んでいくことになる。

グランドスタンドから見ていると、目線の下を飛行機が飛んでいく新鮮な風景を見ることができる
何度もスタンド近辺を往復飛行してくれた
最後の往復フライトでは、観客にあいさつ