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GT-Rをサプライズプレゼント!! 大坂なおみ選手の「日産ブランドアンバサダー」就任発表会

「白いGT-Rがいい」とのコメントで贈呈車両がリーフからGT-Rに

2018年9月13日 開催

日産グローバル本社ギャラリー内の特設ステージで行なわれたプロテニスプレーヤー 大坂なおみ選手の「日産ブランドアンバサダー就任発表会」

 全米オープンで日本人初となる4大大会優勝の快挙を成し遂げ、女子WTA世界ランキング7位となったプロテニスプレーヤー 大坂なおみ選手は日産自動車とスポンサーシップ契約を締結し、「日産ブランドアンバサダー」に就任した。

 9月13日、日産グローバル本社ギャラリーに大坂選手を招いて「日産ブランドアンバサダー就任発表会」が行なわれた。この日は話題の人が出席するということで、会場には多くの報道陣が詰めかけ、受付開始時間のかなり前から長蛇の列ができていた。

発表会の出席者は日産自動車 専務執行役員の星野朝子氏(日本事業担当)。そしてゲストにプロテニスプレイヤー 大坂なおみ選手

 挨拶に立った日産の星野氏はまず、大坂選手とスポンサーシップ契約を結んだ理由について「大坂選手は若干20歳という若さでありながら、世界の頂点を目指してトッププレーヤーたちと熱戦を繰り広げるグローバルチャレンジャーのプロテニスプレーヤーです。この大坂選手の姿は、私たち日産が持つチャレンジングスピリット、そしてグローバル企業として世界との競争を戦い抜こうとしている姿勢と共通するものを感じています」。

「そして今回、グランドスラムで並み居る強豪を押しのけて女子テニス界を一変させてしまったという大坂選手、世界の女王へ向かう道を進んでいます。そして日産は日産インテリジェントモビリティでクルマや社会を大きく変えてようとしています。かつて日産の技術者は電気自動車、自動運転を手がけ始めたとき、多くの人に“そんなのは夢の話だ”など色々なこと言われていました。しかし現在、その夢のクルマは世界中で30万台走っています。大坂選手はわれわれと同じく世界を変える“ゲームチェンジャー”です。世界一を目指してチャレンジしている大坂選手の“夢と情熱”を応援していくため、この度、スポンサーシップ契約を締結することとなりました」と説明した。

星野氏は「世界一を目指してチャレンジしている大坂選手の“夢と情熱”を応援するため、スポンサーシップ契約を締結することになった」と語った

 さて、大坂選手だが、日産ブランドアンバサダーになった気持ちを“日本語で”と問われ、「すごくうれしい、光栄」と返答した。

 この発表会では、大坂選手が持つ新しい時代を作るというイメージから日産のEV(電気自動車)「リーフ」が贈られる予定だったが、大坂選手への“リーフ以外に好きな日産車は?”との質問に対して「GT-Rが好き、速い、白いGT-Rがいい」と返答。この答えは想定外だったようで、星野氏も「う~ん」とうなったあと「分かりました、GT-R、差し上げましょう」と答え、通訳を介してその言葉を聞いた大坂選手は驚きと喜びの表情で「ありがとうございます」と日本語で返した。星野氏もその言葉を笑顔で受け、「でも、気をつけて下さいね、GT-Rはモンスターですから」というやり取りが行なわれた。

リーフを贈る予定が、大坂選手から「GT-Rが好き」というひと言が。これに対して星野氏は「分かりました」と返答。この即答っぷりに大坂選手も驚いていた
発表会終了後、いったん大坂選手は退場するも、大坂選手はこっそり(?)展示されていたGT-Rをチェックしに現われ、助手席を見たり、トランクを開けてスタッフと話したりしていた。なお、贈呈されるGT-Rのグレードについては目下「調整中」とのこと

 このあとは両名による契約書へのサインセレモニーが行なわれ、大坂選手の日産ブランドアンバサダー就任発表会は終了したが、最後に日産グローバル本社ギャラリー内に特設されたテニスコートで、大坂選手と星野氏によるテニスのショートラリーが行なわれた。学生のころからテニスをやっていたという星野氏なので、大坂選手への返球も上手く、2人のラリーは続いていた。

契約書へのサインセレモニー。まずは星野氏、そして大坂選手がサイン
大会中のようなサインパフォーマンスをする大坂選手
大坂選手から星野氏へサイン入りのラケットがプレゼントされた
日産グローバル本社ギャラリー内の特設コートでのショートラリーの様子