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英マクラーレン、「ロングテール」モデルにオープンエアの爽快感を融合させた「600LT Spider」
0-100km/h加速はクーペ同様の2.9秒。価格は3226万8000円
2019年1月17日 17:37
- 2019年1月16日(現地時間)発表
- 3226万8000円
英マクラーレン・オートモーティブは1月16日(現地時間)、電動開閉式のリトラクタブル・ハードトップを備える同社「ロングテール」モデルの第5弾「600LT Spider」を発表した。すでに受注を開始しており、納車開始は3月以降の予定。価格は3226万8000円。
600LT Spiderは、2018年7月に日本デビューを果たしたクーペボディの「600LT」で実現した“サーキット指向のダイナミックパフォーマンス”と、開閉式ルーフによるオープンエア・ドライビングの爽快感を融合させたモデル。
マクラーレン独自のカーボンファイバー製骨格「モノセルII」の採用により、オープントップのコンバーチブルモデルながら構造上の剛性はクーペボディ同様となる。また、600LTと同じくカーボンファイバー素材を積極的に使うことによって軽量化を追求。電動開閉するリトラクタブル・ハードトップが与えられたことで600LTからは車両重量が50kg増えているが、同じくリトラクタブル・ハードトップを持つ「570S Spider」と比較すると、オプション設定する「MSO クラブスポーツ・パック」(316万3000円)まで利用すれば100kgの重量削減を実現するという。
パワートレーンでも600LTと同じ600PS/620Nmを発生するV型8気筒 3.8リッターツインターボエンジンを採用し、トランスミッションにデュアルクラッチ式の7速SSG(シームレスシフト・ギヤボックス)を組み合わせる。0-100km/h加速は600LTと同タイムとなる2.9秒で、0-200km/h加速でも600LTから0.2秒遅れの8.4秒を実現。最高速はオープン状態で315km/h、クローズ状態で324km/hとしている。
3ピース構造となるハードトップは走行中でも40km/hまで電動開閉が可能。キャビン後方にはガラスを使った「電動式ウィンド・デフレクター」を備え、開閉させることによってバフェティングの削減や通気の増加、キャビンに流れ込むエキゾーストサウンドの増減などをコントロールできる。また、ハードトップの格納スペースはクローズ状態では52L分の追加ラゲッジスペースとして利用できる。
ニューモデルとなる600LT Spiderについて、英マクラーレン・オートモーティブ 最高経営責任者のマイク・フルーウィット氏は「マクラーレン 600LT Spiderは、スポーツシリーズの中でも究極のマシンであり、ロングテールのこだわりを引き継ぐ600LT Coupeに、さらなる刺激的な要素を追加したマシンです。カーボン・ファイバー製のモノセルIIシャシーの強度を活用することにより、新しい600LT Spiderも、600LT Coupeに匹敵するダイナミックな特性とパフォーマンスを有しており、追加補強により強度を高める必要がなく、重量の増加は50kgのみとなっています。重量面で競合他社を上まわっていることに加え、600LT Coupeで初登場したトップエグジット・エキゾーストを引き続き採用することで、ルーフあるいはリア・ウィンドウを下げた状態での、サウンドと見栄えがさらに向上しています」と解説している。