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救急自動通報システム「D-Call Net」に、スバル、日産、マツダが加わる。対応は9団体に

2019年3月28日 発表

D-Callの仕組み

 3月28日、認定NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)と自動車メーカー、サービスプロバイダーから構成されるD-Call Netに、スバル、日産自動車、マツダの3社が加わることが発表された。

 これによりD-Call Netは、従来から参加していたトヨタ自動車、本田技研工業、ボッシュサービスソリューションズ、日本緊急通報サービス、プレミア・エイドと合わせて9団体から構成されることになる。

D-Call Net参画団体

認定NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク(HEM-Net)
株式会社SUBARU
トヨタ自動車株式会社
日産自動車株式会社
本田技研工業株式会社
マツダ株式会社
株式会社日本緊急通報サービス
ボッシュサービスソリューションズ株式会社
株式会社プレミア・エイド

ドクターヘリ基地病院配信画面の例(訓練用)
D-Call Netの導入で見込まれる効果

 D-Call NetはAACN(Advanced Automatic Collision Notification)と呼ばれる、車両のコネクテッド技術を活用した救急自動通報システムの一つ。交通事故発生時に車両のデータを国内の事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき自動で分析、死亡重傷確率を推定し、このデータを全国約730か所の全消防本部と全国で37道県・46機・54病院の協力病院に通報、ドクターヘリやドクターカーの早期出動判断につなげ、交通事故での救命率向上を目指すもの。

 すでにトヨタ車、レクサス車、ホンダ車の一部車種では搭載されており、スバル、日産、マツダが加わることで、今後多くの車種で標準的に利用可能な機能になっていくと予想される。

協力病院