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トヨタとデンソー、電子部品事業の集約について譲渡契約締結で合意

より早い新体制実現のため集約実施のスケジュールを見直し

2019年4月5日 発表

 トヨタ自動車とデンソーは4月5日、両社の主要な電子部品事業をデンソーに集約することを正式決定し、事業譲渡契約の締結で合意したと発表した。

 現在、電子部品事業はトヨタ、デンソーの双方で行なっているが、電子部品事業の分野で専門性の高いデンソーに集約することで、スピーディかつ競争力のある開発・生産体制を構築する。また、重複業務の解消で発生したリソーセスを最大活用することで、グループ全体の競争力向上を図るとした。

 よりスピーディに新たな体制を実現するため、当初の予定を改め、開発・生産事業をあわせて2020年4月集約で合意したとした。

主な契約内容

① 電子部品生産事業の集約について

2020年4月1日に、トヨタの広瀬工場における電子部品の生産をデンソーへ集約。
該当する広瀬工場の土地、生産インフラ(建屋、設備、ソフトウェア等)などをデンソーへ譲渡。

② 電子部品開発機能の集約について

2020年4月1日に、電子部品の開発機能をデンソーへ集約。
該当する図面、開発設備などをデンソーへ譲渡。