スズキ、グローバルモデルの新型「キャリイ」インドネシアで発表

インドネシアで発表した新型小型トラック「キャリイ」

　スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社は、グローバルモデルの新型小型トラック「キャリイ」を発表。スズキではインドネシア国内で販売を開始して、約100か国・地域に順次輸出していく計画。価格は1億3560万ルピア～1億4510万ルピア（日本円で約105万円～112万円：100ルピア/0.77円換算）。

　新しいキャリイは、新型の1.5リッターガソリンエンジンを搭載して重荷積載時の負荷を軽減。キャビンは室内幅や足下空間を広く取り、十分な収納スペースを設けることで快適性や使い勝手を向上させた。

　三方開式の荷台は、十分な積載量と広さを備えるとともに、地上高を低くし、重い荷物の積み下ろしをしやすくした。また、各種防錆対策を荷台に施すとともに高剛性サスペンションを採用して、農業や建設業などの現場における未舗装路など、厳しい使用環境にも対応した。

　海外向けキャリイは、1976年よりインドネシアで生産を開始して以来、スズキを代表する小型トラックとして、これまでにインドネシアをはじめ、海外145の国・地域で累計200万台以上を販売してきたという。

　インドネシアの自動車市場において2018年度の小型トラックの販売台数は約1割を占め、そのインドネシアにおいてスズキの販売は小型トラックが約5割を占める存在となっている。

スズキ・インドモービル・モーター社

新型キャリイの概要

・ボディサイズ：フラットデッキが4195×1675×1870mm（全長×全幅×全高）、ワイドデッキが4195×1765×1910mm（全長×全幅×全高）
・ホイールベース：2205mm
・エンジン排気量：1.5リッター
・初年度生産台数：7万台