ニュース
ルノー、「象の鼻テラス」でアート作品として展示された限定車「カングー クルール」発表会
イラストの作者 ローランス・ベンツ氏も「全体的にマッチしている」
2019年6月10日 06:00
- 2019年6月7日 開催
ルノー・ジャポンは6月7日、限定車「カングー クルール」の第10弾として、南フランスでもひときわ美しく、リゾート地として人気の街であるサントロペの爽やかな青空と、青く澄み切った海をイメージしたボディカラー「ブルー ドラジェ」を採用した限定200台のモデルを発表。同日に神奈川県横浜市の「象の鼻テラス」で車両のお披露目を行なった。
カングー クルールのお披露目となる車両展示は、ルノー・ジャポンも協賛して6月7日~7月13日の会期で行なわれているフランス文化と美食の祭典「横浜フランス月間2019」の中で、象の鼻テラスの会館10周年記念展「フューチャースケープ・プロジェクト」のイベントとして6月7日の1日限定で実施。
会場では、ヴィジュアルアートの展覧会を開催するフランス人アーティスト ローランス・ベンツ氏とコラボレーションして、南仏 サントロペの風景イラストを書き下ろし、そのイラストをウィンドウ面の全面に貼り付けたカングー クルールをアート作品として展示した。
広い室内空間と高い機能性が評価されるカングーは、欧州では「LUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)」と呼ばれて親しまれている。遊び心のあるデザインが随所に散りばめられ、機能的で使い勝手に優れたユーティリティーと広くて高い開放的な室内空間、大容量のラゲッジスペースなど、デザイン性だけでなく、使う人の好みに合ったパーソナルスペースとしてカスタマイズできる遊び心を持った人気の高いモデルだ。
今回の限定車 カングー クルールは「カングー ゼン EDC」をベースに、「トゥインゴ」などで使用されているブルー ドラジェをボディカラーとフロントグリルブレードに専用色として採用。さらに「ブラックフロントバンパー」「ブラックリアバンパー」「ブラックドアミラー」を専用装備する。
発売は6月13日で、6月13日~16日に購入申し込みの受付期間を設ける200台の限定車。申し込みが販売台数を上まわった場合は抽選販売となる。価格は259万9000円。
お披露目の席でルノー・ジャポンのフレデリック・ブレン氏は「今回は新しい色を日本に導入しました。この色は『ブルー ドラジェ』という色です。カングーに塗るのは初めてで、18か月の開発期間を経てこういった色を出すことができました。このブルー ドラジェという色ではサントロペをイメージしました。サントロペというのは、今行けばこの色があちこちに、ちょうど青空と海の間の色の感覚ではないかなと思います」。
「今回は、サントロペのバカンスをイメージしたいということで、ローランス・ベンツさんのイラストを見て、これは結構いいコラボができるのではないかなと思って、お互い話し合ってこういったイラストを作ってもらいました。遊びの空間であるカングーならではのコンセプトが凄くマッチングしているのではないかなと思っています」。
「アウトドアに行って、キャンプに行って、いろんなところに出かけるというのが、まさしくカングーならできるようなものであって、気楽に自由に出かけられるということです。そこで、ローランスさんがそれを見て思い浮かんだのが“自由”“夢”そしてもちろん、ブルーだから“海”“青空”“バカンス”と言うところなんですね。まさしくカングーにマッチするようなイラストになったのではないかなと思っています」と今回の限定車を紹介。ブルー ドラジェのボディカラーをイメージしたイラストを最初に見たときの印象を熱く語った。
イラストを手がけたローランス・ベンツ氏は、自らが描いたイラストが貼り付けられた実車を見て「本当に嬉しい驚きでした。できあがるまでどんな形で仕上がるか、色合いがどのように出るか分からなかったので、ここで目にするまで、クルマとどのように合っているか心配でした。見たところとても全体的にマッチして、何箇所かイラストに入れた赤色は、クルマのブレーキランプの赤をちょっと意識して入れたこともあるのですが、それも合っていたと思います。本当に嬉しく思っています」と感想を口にした。
象の鼻テラスでは6月20日~7月5日に「ローランス・ベンツ展」を開催。ベンツ氏が日本での滞在を通して“絵を描く”ことについて問い直した作品が展示される。