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マツダ、「スクラムバン」「スクラムワゴン」一部改良。「デュアルカメラブレーキサポート」採用で「サポカーS・ワイド」に

超音波センサーを使う「後退時ブレーキサポート」も装着

  • 編集部：佐久間 秀

2019年7月5日 16:53

2019年7月4日 発売

スクラムバン：95万400円～140万1840円

スクラムワゴン：149万400円～183万6000円

「スクラムワゴン PZ TURBO」（ムーンライトバイオレットパールメタリック）

　マツダは7月4日、軽商用車「スクラムバン」、軽乗用車「スクラムワゴン」を一部改良して発売した。価格はスクラムバンが95万400円～140万1840円、スクラムワゴンが149万400円～183万6000円。

　今回の一部改良では、スクラムワゴン全車とスクラムバンの一部グレードで先進運転支援システムを拡充。対象となる装備が追加された車両は、経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS（通称：サポカーS）」の「ワイド」に該当することになった。また、スクラムバンの一部グレードでトランスミッションを5速AGS（5速AMT）から4速ATに切り替え、操作の簡便さを高めた。

スクラムバン
モデルエンジン変速機駆動方式価格JC08モード燃費
PA直列3気筒DOHC 0.66リッター5速MT2WD（FR）950,400円19.0km/L
5速AGS（5速AMT）1,031,400円19.4km/L
5速MT4WD1,080,000円17.4km/L
5速AGS（5速AMT）1,161,000円19.0km/L
PAスペシャル4速AT2WD（FR）1,144,800円17.0km/L
PC5速MT1,040,040円19.0km/L
4WD1,169,640円17.4km/L
PCスペシャル4速AT2WD（FR）1,234,440円17.0km/L
4WD1,364,040円16.6km/L
BUSTER2WD（FR）1,272,240円17.0km/L
4WD1,401,840円16.6km/L
スクラムワゴン
モデルエンジン変速機駆動方式価格JC08モード燃費
PX TURBO直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ4速AT2WD（FR）1,490,400円16.2km/L
4WD1,620,000円14.6km/L
PZ TURBO2WD（FR）1,630,800円16.2km/L
4WD1,760,400円14.6km/L
PZ TURBO SPECIAL2WD（FR）1,706,400円16.2km/L
4WD1,836,000円14.6km/L

　スクラムワゴン全車とスクラムバンの「PAスペシャル」「PCスペシャル」「BUSTER」で、夜間歩行者検知機能を備える衝突被害軽減ブレーキ「DCBS（デュアルカメラブレーキサポート）」をマツダの軽自動車で初採用。さらに超音波センサーで車両後方の障害物を検知して、自動ブレーキの作動で衝突の回避、または被害軽減を図る「後退時ブレーキサポート」をはじめ、「誤発進抑制機能（前進＋後退時）」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「リアパーキングセンサー」「ハイビームアシスト」といった安全装備を充実させ、サポカーS・ワイドの対象となった。また、DCBS装着車では被害軽減ブレーキの情報表示を追加した3連メーターを採用している。

　このほか、スクラムバンのPAスペシャル、PCスペシャル、BUSTERで「オートライト」を追加して安全性を向上。「PA」「PAスペシャル」においてもA4サイズの書類などを収納可能な「オーバーヘッドシェルフ」を前席上部に追加することで、全車標準装備とした。また、PAとPAスペシャルでは車内に設置する「ユーティリティナット」を10個から12個に増設している。

　スクラムワゴンでは、全車のオーディオガーニッシュを従来の180mmから200mmワイドに変更。ロールーフ仕様だったPZ TURBOをハイルーフ仕様に変更し、スクラムバンとスクラムワゴンの全車でハイルーフ仕様のみとなった。

「スクラムバン PAスペシャル」（スペリアホワイト）