ニュース

三菱自動車、「ミニキャブ バン」「タウンボックス」一部改良。先進予防安全技術に6つの新機能追加など機能強化

ミニキャブ バンの一部とタウンボックスに「ヒルスタートアシスト」追加

2019年7月11日 発売

ミニキャブ バン:96万8760円~156万7080円

タウンボックス:168万2640円~188万7840円

「ミニキャブ バン」

 三菱自動車工業は7月11日、軽商用車「ミニキャブ バン」と軽乗用車「タウンボックス」の先進予防安全技術「e-Assist」を機能強化するなど一部改良をして発売した。価格はミニキャブ バンが96万8760円~156万7080円、タウンボックスが168万2640円~188万7840円。

ミニキャブ バン グレード一覧
グレードエンジン変速機駆動方式価格
M直列3気筒DOHC 0.66リッター5速MT2WD968,760円
4WD1,098,360円
5速AMT2WD1,049,760円
4WD1,179,360円
4速AT2WD1,065,960円
4WD1,195,560円
G2WD1,231,200円
4WD1,360,800円
ブラボーターボ直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD1,437,480円
4WD1,567,080円
タウンボックス グレード一覧
グレードエンジン変速機駆動方式価格
G直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ4速AT2WD1,682,640円
4WD1,812,240円
G スペシャル2WD1,758,240円
4WD1,887,840円

 主な変更点として、ミニキャブ バンの「ブラボーターボ」「G」、タウンボックス全車に機能強化した先進予防安全技術のe-Assistを標準装備。坂道でブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える際に、ブレーキを最大約2秒間キープして車両の後退を一時的に抑える「ヒルスタートアシスト」を追加した。

 なお、e-Assist搭載車は経済産業省や国土交通省などが推進する安全運転サポート車のうち、高齢運転者にとくに推奨する「セーフティ・サポートカーS(通称:サポカーS)」の「ワイド」に該当した。

「タウンボックス」

 e-Assistの主な機能強化では、「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」の仕様をこれまでのレーザーレーダーから2つのフロントカメラを採用するステレオカメラタイプに変更。前方の歩行者の検知を可能にするとともに、作動車速域をこれまでの約5km/h~約30km/hから、約5km/h~約100km/hまで拡大した。

 そのほかにも、新規機能として「後方誤発進抑制機能」「後退時ブレーキサポート」「車線逸脱警報機能」「ふらつき警報機能」「先行車発進お知らせ機能」「ハイビームアシスト」が追加された。具体的な機能は下記の通り。

後方誤発進抑制機能

 停車または徐行で後退中、後方に障害物がある状態でアクセルペダルを強く踏み込むと、エンジン出力を自動的に抑制。急な後退を防止して誤操作による衝突を回避する。

後退時ブレーキサポート

 リアバンパーに内蔵した4つの超音波センサーが後方の障害物との衝突を回避できないと判断した場合、自動で強いブレーキをかけ、衝突の回避または衝突時の被害を軽減する。

車線逸脱警報機能

 約60km/h~約100km/hで走行中に車線の左右区画線を検知して、前方不注意などで車線をはみ出しそうだと判断した場合、ブザー音とメーター内の表示でドライバーに警告する。

ふらつき警報機能

 約60km/h~約100km/hで走行中に車線の左右区画線を検知して、直前の走行データを基に自車のパターンを計測。車両が「ふらつき」と判断した場合、ブザー音とメーター内の表示でドライバーに警告する。

先行車発進お知らせ機能

 先行車が発進すると自車との距離を計測。先行車が約4m以上離れても自車が停止し続けた場合、ブザー音とメーター内の表示によりドライバーに先行車の発進を知らせる。

ハイビームアシスト

 ステレオカメラで先行車のライト、街路灯の明るさといった車両前方の状況を判断し、ヘッドライトのハイビーム/ロービームを自動的に切り替える。