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トヨタ、「プロボックス」「サクシード」など計5万9671台リコール。制動力低下のおそれ

2019年9月26日 発表

 トヨタ自動車は9月26日、リアアクスルの不具合により制動力が低下するおそれがあるとして「プロボックス」「サクシード」とマツダにOEM供給する「ファミリア バン」の3車種、計5万9671台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合の件数は56件で事故は発生していない。リコール対象車両の製作期間は2014年8月4日~2019年3月6日。

 不具合は、4輪駆動車のリアアクスルに使用されるオイルシールの材質が不適切なため、低温環境下での使用により当該シールリップ部が異常摩耗することがある。そのためデファレンシャルオイルが漏れて、最悪の場合では漏れたオイルがブレーキシューに付着して制動力が低下するおそれがある。

 改善対策として、全車両のオイルシールを対策品に、リテーナを新品に交換する。また、ベアリングやブレーキシューを点検して、オイル付着がある場合はベアリング、もしくはベアリングとブレーキシューを新品に交換する。

改善箇所説明図