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ル・マンを走ったトヨタ TS010とマツダ 787Bが共演。イベント盛りだくさんの「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019」

2020年のSUPER GTマシンも登場

2019年12月15日 開催

トヨタ TS010とマツダ 787Bの共演

 12月15日、TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL(以下、TGRF)が富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催された。TGRFはトヨタ自動車のモータースポーツ活動を応援してくれたファン感謝デーとして行なわれており、数々のレーシングマシンのデモ走行やヒストリカル展示が用意されている。

 2019年のTGRFには、これまでの日野自動車やスバル/STIに加えて、マツダが参加。トヨタはル・マン24時間レースを2連覇中だが、日本車として初めてル・マン24時間レースを制覇したマツダ 787BがTGRFに初登場した。

TGRF初登場のマツダ 787B
トヨタ7
ドリフトエクストリーム
スープラのNASCARも登場

 トヨタのグローバルなモータースポーツ活動として、ル・マン24時間レースに代表されるWEC(世界耐久選手権)、WRC(世界ラリー選手権)が挙げられるが、富士スピードウェイのピットビルにこれまでの参戦車両を展示。一部車両については、コクピットの搭乗体験も実施していた。

 グランドスタンド裏のイベント広場においては、各種トークショー実施や出展エリアを用意。この出展エリアでは、ダイハツ車専門カスタマイズパーツ「D-SPORT」が試作パーツを組み込んだコペン GR SPORTを展示。ユーザーの反響を確認していた。

ル・マン参戦車両やWRC参戦車両の展示
イベント広場での展示エリア
試作パーツが組み込まれたD-SPORTのコペン GR SPORT

 富士スピードウェイの本コース、ショートサーキット、ドリフトコース、パドック、イベント広場をフルに使ってTGRFは開催された。そのイベントの締めくくりは、2020年からSUPER GTに参戦するスープラの走行。2006年から始まったレクサスでの挑戦は、レクサス挑戦初年度にチャンピオンを獲得した脇阪寿一監督率いる6号車 大嶋和也/山下健太組(WAKO'S 4CR LC500)のシリーズチャンピオン獲得をもって終わりを告げることになった。

 2020年からのスープラの活躍、そしてWEC、WRCなど幅広く展開するトヨタのモータースポーツ活動を期待させるTGRFとなっていた。

2020年から国内で最も人気のあるSUPER GTに投入されるスープラ。スープラとして2005年以来のSUPER GT参戦になる