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日産、座学と実技で高速道路走行のコツを伝授する「#脱・高速道路ナーバス 2020年の高速教習」レポート

2019年12月14日 開催

「#脱・高速道路ナーバス 2020年の高速教習」では実車を使って首都高速 湾岸線を走る試乗教習も実施された

 日産自動車は12月14日、日産グローバルギャラリー(神奈川県横浜市)で運転講習イベント「#脱・高速道路ナーバス 2020年の高速教習」を開催した。

 日産が実施した調査の結果で、免許取得者のうちおよそ4人に1人が高速道路の運転に苦手意識を抱えており、毎週運転するベテランドイバーでも6人に1人が「できれば高速道路に乗りたくない」と感じている「高速道路ナーバス」のドライバーが多いということが判明。さらに5人に2人は「なるべく一般道を利用すようになった」と回答したという。

 これを受け、日産では年末年始の帰省などによる長距離移動が増える季節に先がけ、高速道路をより安全に運転できる「脱・高速道路ナーバス」を目指す取り組みとしてこのイベントを企画。苦手を克服するコツを座学と実技を通じて伝授した。

東京ペーパードライバー教習所 所長 佐藤徳孝氏

 講師には“運転のカリスマ”と言われる東京ペーパードライバー教習所 所長 佐藤徳孝氏が登壇。ミスフェアレディがMCを務めたワークショップでは、佐藤氏が「高速道路ナーバス該当者の現状/症状」を解説。日産が実施した調査を元に、実際に「高速道路の運転が苦手と感じる」という人が答えた苦手ポイントとして挙げた「本線への合流」「車線変更」などのシーンについて、誰でも手軽に取り入れて実践できる高速道路運転のコツを伝授した。

ミスフェアレディのMCによりワークショップは進行
当日は計3回のワークショップが開催され、ギャラリー来訪者は誰でも参加が可能。毎回多くの参加者が教習内容に耳を傾けていた
高速道路で苦手に感じる道(日産の実施したアンケート調査結果)
高速道路で本線に合流する場合の基本的な考え方のレクチャー。クイズ形式で進められた
本線合流時のベストポイント。しっかりと加速してから本線に合流する3番が正解
本線合流や車線変更で後方確認する時にはドアミラーを見ることが必要
車両の速度はカーブの手前で速度を落とし、カーブに入ったら状況に合わせてスピードを上げる「スローイン・ファーストアウト」が基本
運転支援技術を搭載した車両への期待を表したグラフ
運転支援技術に期待するポイントのトップ3

世界初の運転支援技術「プロパイロット 2.0」も紹介

日産自動車株式会社 日本マーケティング本部 ブランド&メディア戦略部 遠西高幸氏

 後半は、日産の運転支援技術や取り組みなどについて、日産自動車 日本マーケティング本部 ブランド&メディア戦略部 遠西高幸氏がモニターを使って解説。

 高速道路の同一車線を走っている時に運転動作を支援する「プロパイロット」の操作方法や走行動作について説明したほか、9月に発売した新しい「スカイライン」に搭載されている世界初の運転支援技術「プロパイロット 2.0」を紹介。カーナビで目的地を設定してから高速道路の本線に合流すると、ステアリングスポークに用意されたボタンを押すだけで追い越しや分岐などの操作を行ない、高速道路の走行をアシストすることが解説された。

 ワークショップの終了後には、首都高速を実際に運転して教わった内容を実践できる試乗教習も実施。運転支援技術のプロパイロットを搭載した「デイズ」や、プロパイロット 2.0を搭載したスカイラインなどが用意され、専門のインストラクターが同乗。高速道路の“苦手ポイント”の解説とアドバイスを受けながら、自分でステアリングを握って首都高速 湾岸線を走行。最新の運転支援技術を体験できるプログラムとなっていた。

高速道路の同一車線走行時に運転動作を支援する「プロパイロット」と、追い越しや分岐を含めたドライブアシストを実現する「プロパイロット 2.0」の技術解説
試乗教習では専門のインストラクターが同乗。「スカイライン」や「デイズ」などを実際に運転し、高速道路の“苦手ポイント”の解説とアドバイスをしてもらいながら首都高速を走行。日産の先進運転支援技術「プロパイロット」も体験し、安全性を体感できた