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FCA、新型コロナウイルス対策を強化。イタリア全工場の一時閉鎖も

2020年3月11日(現地時間) 発表

 FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は3月11日(現地時間)、イタリアの全施設において新型コロナウイルスに対処する新しい措置を実施するなど対策を強化すると発表。新しい措置を実施するため、必要に応じてイタリア全土の工場を一時的に閉鎖することも明らかにした。

 新たな対策では、従業員間の伝染を広めるリスクを最小限に抑えるために、すべての作業エリア、休憩エリア、更衣室と洗面所の消毒を実施。従業員の間隔を広げるために、生産スピードを下げた製造プロセスを導入するとしている。

 これまでに、同社では2月より社内カフェテリアでの間隔調整、従業員数の管理に加えて、オフィスで働く従業員に在宅勤務を徐々に実装するプログラムを開始している。

 同社では、会社のすべての管理エリアは政府の指令や規制を順守しながら通常の活動を継続するとしている。