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ホンダ、「夢まで自粛しないで」と新生活に向けた若者へ黒板アート

卒業式などの中止で、区切りがないまま新生活に入らなければならない人たちに向けて

2020年3月31日 公開

前の黒板にはフロントウィンドウから見えるこれから走る道を表現

 本田技研工業は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、卒業式や入学式、入社式といった式典の中止が相次ぐなか、区切りがないままに新生活に入らなければならない人たちに向けたエールとして、SNSや特設ページで2枚の黒板アートを公開した。これは、黒板アーティストであるMOETさんの想いと共に、教室を1台のクルマに見立ててたもので、前の黒板がフロントウィンドウ、後ろの黒板がリアウィンドウの景色を表現しているという。

「夢まで自粛しないでほしい、夢に向かって進む若者を応援したい」と作られたのが、この「Me and Honda:新しいスタートを迎える全ての人へ」と題された黒板アート。教室をクルマに見立てて、前の黒板には、クルマのフロントウィンドウから見える道=これから走る道を、後ろの黒板は、リアウィンドウから見える道=これまで走ってきた道が描かれている。

後ろの黒板にはリアウィンドウから見えるこれまで走ってきた道を表現

 今回の作品を手がけた黒板アーティストのMOETこと野津萌さんは、「式典がなくなって、楽しみにしていた方々はショックが大きいかと思いますが、できなかったことに落ち込むよりも、将来をポジティブに考えられる学生が増えたらいいなと思います。一生懸命やったことは無駄にならないと思うので、未来につながることを自分なりに行動に起こしてみてください」とコメントしている