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トヨタ、中型CUVの新型「Venza(ヴェンザ)」公開。米国で今夏発売

2020年5月18日(現地時間)発表

特設サイトで新型2列シートCUV「Venza(ヴェンザ)」を公開

 北米トヨタ自動車は5月18日(現地時間)、特設サイトでのライブ配信でミドルサイズの2列シートCUV(クロスオーバーユーティリティ車)となる新型「Venza(ヴェンザ)」を公開した。米国では今夏から発売するとのこと。

 トヨタのGA-Kプラットフォームを採用する新型Venzaは、高効率の直列4気筒DOHC 2.5リッターエンジンに3つのモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレーンの4WDモデル。後輪にはトランスファーケースとドライブシャフトを使用する代わりに独立した電気モーターを使用し、必要に応じて後輪に動力を供給する。前後輪のトルク配分はフロント100:リア0からフロント20:リア80まで路面条件によって変わる。システムの最高出力は219HPとしており、走行モードは「NORMAL」「ECO」「SPORT」に加えて低速時にモーターのみで走行可能な「EVモード」も用意される。

 また、新型Venzaでは効率的なドライブが可能になるPED(Predictive Efficient Drive)と呼ばれる機能を搭載した。これはナビゲーションシステムを用いて運転習慣を分析し、道路や交通状況を記憶してリチウムイオンバッテリーへの充電を最適化するというもの。分析が進むと、例えば下り坂に近づいた際にシステムが追加のエンジンブレーキ力を加え、ドライバーがアクセルペダルを放した後にハイブリッドバッテリーをより効率的に充電するといったことが可能になるという。

新型Venzaのエクステリア
直列4気筒DOHC 2.5リッターエンジン

 インテリアでは5人用の十分なスペースが提供されるほか、9つのJBLスピーカーを備えた12.3インチのタッチスクリーンディスプレイ、7インチのMID(マルチインフォメーションディスプレイ)、デジタルバックミラー、10インチのカラーヘッドアップディスプレイなどをグレード別に用意している。

新型Venzaのインテリア