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glafit、電動スクーター「X-SCOOTER LOM」の先行販売を開始
ライトやウィンカーなど保安基準に適合
2020年5月28日 18:02
- 2020年5月28日 先行発売
glafit(グラフィット)は5月28日、 新しい3C3Sコンセプト(Compact, Connected, Comfortable, Safety, Stability, Sustainability)を備えた電動スクーター「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」の先行販売を、 応援購入サービス「Makuake」にて開始した。 通常の販売予定価格は14万9600円で、「超早割」としての先行価格は10万5000円。
X-SCOOTER LOMは、ステップに跨がり立ち乗りで運転する新しいタイプの電動スクーター。日本国内では第一種原動機付自転車(原付)に該当するため、第一種原動機付自転車免許・ナンバー取得・自賠責加入・車道走行・ヘルメットの装着が義務づけられる。
ヘッドライトやミラー、 ウィンカーなどが付属し、日本の保安基準を満たした仕様設計となっているため、ナンバー登録・自賠責保険加入・ユーザー登録が完了すればすぐに公道を走行できる。また、乗り出しに必要な書類をまとめたスタートアップキットも用意され、簡単に手続きが進められるという。
前輪12インチ、 後輪10インチの電動バイク用タイヤをセットすることで、高い安定性と操作性を実現。 また、自動車の車高規定などを参考に道路走行時の段差等を考慮して設計することで、 従来のキックボードでは乗り越えられないことが多い道路の段差も乗り越えられ、石畳みなどのデコボコ道にも対応できるタフさを備える。ブレーキは誤操作しにくいブレーキレバータイプでディスクブレーキを採用する。
バッテリーは着脱可能で、バッテリー交換のみで長く利用することができる。標準でセットされるバッテリーは48Vで航続距離は約40km(試験環境)。オプションの大容量バッテリーに交換することで航続距離は約60Km(試験環境)まで拡大する。
USBポートを標準装備し、スマートフォンなどの充電も可能。また、専用のスマホアプリで本体のスイッチON/OFFが行なえるほか、 バッテリー残量・航続可能距離を確認できる。学習機能を備えた新開発のパナソニック製BMS(Battery Management System)モジュールを搭載しているため、走行するほど学習を積み重ね、 ユーザーの行動に合わせた航続距離や電池残量をアプリで正確に表示できるという。
速度は「High:25km/h以上」「Mid:約25km/h」「Eco:約10km/h」の3モードからセレクトできる。 また、350Wの出力でパワフルな走行が可能という。
ハンドルやハンドルポストを折りたためるのでコンパクトに。転がして運ぶのが容易になる取手もオプション設定される。また、さまざまな用途に適したトレーラーを今後受注生産オプションとして予定中。市販のミニトレーラーの接続可能となっている。
カラーは「ホワイト」「モカベージュ」「スカイブルー」「マットブラック」の4色を設定。なお、この新しいコンセプトの電動バイクは、 デザインからフレーム設計、 電気系統に至るまで全てglafitが自社開発し、 本社を置く和歌山で組み立てられるという。
スペック(プロトタイプ)
本体重量:14.0kg(バッテリー抜き)
標準バッテリー重量:2.5kg
対荷重:100kgまで
タイヤ:前輪12インチ・後輪10インチ
充電時間:約5時間前後
走行距離:標準バッテリー、 満充電状態で約40km